最近飲んだナチュラルワイン-79
今回は勤務先Sanita Tokyoで最近飲んで美味しかった方達を上げる形です。自宅ではなくホステルから出勤するだけで、なんだか気持ちがシュッとするの最高です。まじで俺っち家無し生活向きすぎてる。そんな俺っちが一人称ワタクシで書いてる「新生活」記録はこちら。
・イタリア、フリウリ
・ラディコン
・メルロー2008
凝縮された芳醇な果実。一口飲んで頷き、また一口飲んで頷く。柔らかく丸いですがタンニンはやや強め。
このようなワインこそ蘊蓄を語らず軽快でユーモラスな馬鹿話をしながら飲みたいとも思いますね。ワインの話をせずにワインを飲むという行為の楽しいこと、楽しいこと。
・スロヴァキア
・スロボドネ
・レベッラ2018/
濃厚なシャイニーアップルジュースから、リンゴ酢へ、そして醤油味のあるエキスへ。
1週間を通して名家の繁栄から衰退までを楽しめる一杯、もちろん醤油っぽさは純然たるネガティヴ・フレイヴァアというわけではなく、滅びる直前の生命の美、といった印象にて楽しめます。
・スロヴァキア
・スロボドネ
・パルティザン・クリュ2013/ブラウフレンキッシュ、カベルネ・ソーヴィニヨンなどのブレンド
まず第一に、質感のシルキーさに驚かされます。このワインのせいでシルク製ならタオルも飲めちゃいそう。
オークからの梅、そして醤油へ。まさしくスロボドネらしい変化ですが、この赤に関してはアタックの上品さが常軌を逸して素晴らしい。上品なんだけど総じたらファンキー。
・ニュージーランド
・ハーミット・ラム
・フィールド・ブレンド 2020/リースリング、シャルドネ、ピノノワール、カベルネ・ソーヴィニヨン、ゲヴェルツトラミネール
ゲヴェルツ感もしっかり感じるロゼ。ロゼとしての側面もオレンジとしての側面も薄赤としての赤面も恥ずかしげなく持ち合わせています。
ピノ的な美意識の高さに、白ブドウの茶目っ気を加えた、楽しい一杯です。このような季節におかれましては、公園でのピックニクにおあつらえ向き&調子も上向き。
マンゴーのような風味のソーヴィヨン・ブランが卓越して美味しいハーミットラムですが、ロゼやら赤やらにも外れはなし。
・イタリア、ラツィオ州
・レ・コステ
・ビアンコ マグナム2020/プロカーニコ主体
綺麗な揮発酸と自信に満ちたエネルギー。レコステのビアンコをマグナムで飲めたら、師走は頑張れてしまう..!!
さて、家無し宿暮らしな「新生活」をしつつも継続的にワインを飲めてる幸せくらいですかね、噛み締めた時の心地よさで凌げるのは、この友人が作ってくれたイカ墨パスタを。
ミョウガが効いて達するは絶頂。私はこんなに美味しいパスタを作る自己空間を持ち合わせてはいない、例えこんなに美味しいパスタを作る技量があったとしても。
さぁ、度重なる倒置法に違和感を募らせながら「新生活」シリーズの方も楽しみにしていただければ幸いです。家無し宿暮らし「新生活」は毎週木曜日に更新します!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?