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英語第三の壁:単語の壁 に再び挑戦

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3.11東日本大震災が発生

仕事で心が疲れていた私は、実家でたまっていた有給を消化していました。

その日は、たまたま遅い昼食になり、カップラーメンを食べていました。

震災発生。

体験したことのない大きな揺れが数分間続きました。

電気が止まりました。
市内の信号機も停電していました。
三日間停電してしまいました。

ただ、実家の県内よりも隣の宮城県の方が被害が甚大でした。
地震発生当時、仙台に出掛けていた親戚は、戻って来るときに宮城県境へ自衛隊のトラックが隊列を組んで急行していくのを目撃したそうです。

私は家族の食料の調達や祖父母の介護の補助など、急遽発生した仕事に追われました。

期せずして「居候」から家族の「即戦力」として活躍することになりました。
たまたま実家で休んでいたことで、家族から感謝される体験でした。

偶然訪れた書店での運命的な出会い

震災発生後しばらくして、街の様子が気になったので、繁華街に歩いて行きました。

子供の頃はなかった書店が新しくできていました。

英語コーナーにふらっと立ち寄ったときに、ある本のPOPが目につきました。

『百式英単語 最速インプット→2023』(太田義洋著,西東社)

ひと目みて、これは自分が求めていた、単語が覚えれるようになる本だと直感しました。

早速購入して一週間試してみました。

本には丁寧に「百式法」の手順が書いてあるので、実践しやすかったです。

実際に音読しながら百式を試すと、三日目くらいで覚えられ始めている感覚が生まれました。
脳の海馬が単語を長期記憶に移しているイメージです。

ようやく英単語が効率よく覚えられる喜びがありました。

英語学習の再開。英検準一級のリベンジ

英単語が覚えられるまで英語学習を一時封印していましたが、その封印を解く時がきたのです。

そして、百式本にある約2000語を覚えた後、次は英検準一級の単語を覚えることにしました。

以前英検二級を取った後に落ちていた英検準一級へのリベンジです。

英検準一級の勉強を進めてみると、パス単でだけでは単語が不足することが分かりました。
そこで、下記の単語本も追加で覚えることにしました。

『英単語ターゲット1900』(宮川幸久著, ‎旺文社)

トイレに本を持ち込んで、朝と晩にトイレに入ったら「百式」音読をして覚えました。

その後、単語が覚えられたこともあり、とうとう英検準一級に合格しました。
以前歯が立たなかった試験に合格することは、何度体験しても気持ちのいいものです。

ところで、英検準一級に合格したら、英検一級を受験すると決めていました。

そこで、英検準一級合格後に2回ほど受験しましたが、英検一級には全く歯が立ちませんでした。

英検一級の単語が難し過ぎました。
パス単を覚えることすらツラいのです。
これまで出会ったこともないような単語が沢山登場し、紛らわしい綴りだったり発音だったりするのでこんがらがってしまうのです。

そこで英検一級は、より効率の良い単語の覚え方が見つかるまで封印することにしました。

TOEICに集中する

英検一級は単語が難しすぎて歯が立ちませんでしたが、TOEICなら英検一級よりは単語力が求められないため、いけると思いました。

英検準一級レベルの単語が覚えられるようになり、英語力全体が上がったこともあり、少し自信がついてきました。

公式問題集や質が良いと言われる問題集をバリバリ解きました。

英検準一級取得後はTOEICが800点台へ上昇していました。

さらに、単語とリスニングと文法でそれぞれ良い本との出会いがありました。

『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』(TEX加藤著, ‎朝日新聞出版)

TOEICで頻出する単語と意味が厳選されています。

私は単語の意味を覚えているつもりで、TOEICに出る意味が実は覚えられていない単語が意外とたくさんありました。

私の当時の英語力のボトルネックである単語に対処策がみつかり、単語力が伸びてくると、他の能力の強化にも手がつけられるようになりました。

『TOEICテスト最強攻略PART1&2[MP3音声付] (パート別攻略シリーズ) 』(澤田健治著, ‎コスモピア)

通称「澤トレ」を他の教材でも行うことでTOEICのリスニングがようやくちゃんと聞こえるようになりました。
澤トレを実際に行うための動画が公開されていたり、Jet Bull先生の解説なども公開されています。

当時購読者向けの無料セミナーがあり、私も参加させていただきました。

また、花田先生の特急本でTOEIC に出題される文法の整理ができました。
解説が論理的で読みやすいのです。

『1駅1題 新TOEICTEST 文法 特急(1) 』(花田徹也著,朝日新聞出版)
『新TOEICTEST 文法 特急(2) 急所アタック編 』(花田徹也著,朝日新聞出版)

TOEIC860点を超えてレベルAへ!

英検準一級を取得した後に上記の本との出会いもあり、英語力も伸びてTOEICの点数にも表れるようになりました。

とうとう、860点を超え875点を取りました。
当初はレベルDで、レベルAを取っている人は神だと思っていたので、自分がレベルAに到達したことに感慨深いものがありました。

(当初思っていたTOEICの点数のイメージ)
レベルA:860点以上、神
レベルB:730点以上、英語が得意な人
レベルC:470点以上、英語を勉強してきた人
レベルD:220点以上、英語が苦手な人
レベルE:英語がとても苦手な人

図らずも全レベルを制覇してしまう

実は、この辺りでレベルEを経験することがありました。

仕事が忙しい時期かなんかで体調不良でした。

リスニングパート2の途中あたりで、お腹が痛くて回答をあきらめ、リスニングパートの合間に他の受験者の迷惑にできるだけならないように退出するのが精一杯でした。

結果は205点でレベルEです。

結果的に全レベルを制覇したことになります。

そして次の壁に当たる

860点を超えたら、あと40点で900点です。

900点はすぐ取れると思っていました。

しかし、甘くはありませんでした。
次の壁が立ちふさがります。

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