問題を解きっぱなしで復習しなかった私が、過去問や公式問題を繰り返し解くようになった関連本
今でこそ私は試験に強くなっていますが、試験に弱かったころは過去問を解くのがおっくうでした。
解いても一度だけの解きっぱなし。
過去問を使うメリットを考えたことも聞いたこともありませんでした。
試験に弱かったころの自分に伝えたい、過去問のメリット
試験には目的があります。
その目的に沿って出題されます。
毎年、目的はそう簡単に変わらないので、問題の傾向が似てきます。
ただし、外部の人が問題の傾向を見ながら予想問題を作るのは大変難しいことです。
問題を分析するセンスが大事ですが、これは特殊技能で簡単にできるものではありません。
センスがない問題を解くことは、試験から逸れていくことになります。
一番試験の傾向に合った問題は過去問です。
実際に出題されているとおりです。
過去問で試験合格に足りないものを確認します。
過去問が自力で解けるレベルになれば、本番が傾向に合っているなら解けることになります。
たまに本番が傾向からズレることもありますが、全てズレることは試験の目的が変わらない限りあまりないはずなので、過去問の延長で解ける問題があります。
なお、試験によっては、過去問が一部ほぼそのまま出題される試験があります。
まとめると、合格から逆算して効率よく勉強するなら、過去問が必須であるということです。
TOEICの場合
TOEICは試験の問題を持ち帰ることができません。
なぜ持ち帰ることができないのか、確かな理由は不明だと思います。
協会にお勤めの方はご存知でしょうか。
過去問の代わりに公式問題集が発売されています。
TOEICも試験慣れが有効です。
英語力があれば試験に慣れることでどんどんスコアが上がっていく時期があるでしょう。
しかし、英語力がないとどこかでスコアが頭打ちになります。
私が最初に公式問題集に取り組んだのは下の記事の時期でした
いきなり公式問題集に取り組むのが難しいと感じる場合は、ヒルキ先生の本でTOEICのポイントを押さえることをおすすめします。
『新TOEICテスト 直前の技術 』(ロバートヒルキ/ポールワーデン/ヒロ前田,アルク)
スコアが上がりやすいパートから解説してくれるので、人によってはスコア上昇の即効性があります。
この本ではTOEICによくある引っかけ方法が載っています。
記載されている引っかけは見覚えのあるものばかり・・・
私がTOEICのスコアが200点台の頃は、あらゆる引っかけにかかっていたと思います。。
また、ヒロ前田先生が提唱されている「3回チャレンジ法」で公式問題集を繰り返すのもおすすめです。
もしご自身で問題集の活用方法が分からなかったら参考になると思います。
情報処理試験の場合
情報処理技術者試験は問題の持ち帰りができます。
午前試験は過去問がよく出ます。
過去問をしっかり解いていれば、得点の下駄が履けます。
なお、試験に過去問がそのまま出題されることは別に悪いことではありません。
大事な内容が繰り返しでるので、受験者にはちゃんと勉強してきてほしい問題です。
過去問が一定数出るなら、過去問をしっかり勉強するインセンティブが受験生に発生します。
過去問は問題の質が安定します。試験官も人間なのでさじ加減を間違えて問題を作ってしまうことは常にあります。
情報処理試験の午前は特に、勉強した人にしっかり応えるシステムです。
午後試験の対策は、過去問の解説が分かりやすいものをおすすめします。
通信講座の教材が豊富なTACの過去問は読みやすかったです。
解説を繰り返し読むと、試験で問われている技術者のあるべき考え方を吸収できるような気がするのです。
技術者のあるべき考え方があると、試験官がどういう意図で問題を作ったのか、ポイントをつかみやすくなります。
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