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「コーポレート・トランスフォーメーション(後編)」冨山和彦著。Twitterで稼ぐ系の人を見て悶々して時間を無駄遣いしてしまった。【24日目】

さとうみです。

Twitterでたまたま流れてきた投稿で、2○歳で毎月〇〇万円稼いでいます!自動化の方法教えます。

的なツイートをみて悶々してたら1時間くらい立ってしまった。

その実績について、本当か嘘かは誰にもわからないことだが、稼ぎにフォーカスして集めたコミュニティは果たして運営していて楽しいのか。

とはいえ感情を乱されるのもまた事実。Fireして南の島でゆったり暮らしたいな〜。ときっと誰もが思っている、その欲望に漬け込むなかなかの策士である。

正直、生活費はほとんどかけていないさとうみである。自分一人なら月10万円くらいあればなんとかなるだろう。朝飯も食べない生活だからだ。

私自身の一番の優先順位は、カネではなく、自分の尊厳、意思決定を曲げずに保てる職場で働き続けること。

そのために自分の情熱を傾けられるものと向き合っていたいものです。それだけ時間と情熱を傾き続けることができたプロダクト、ないしはサービスならば、自ずと生きるのに足りるくらいのエネルギー(お金)は稼げるだろう。

何せ、お墓にお金を持っていけないのだから、そんなにいっぱい稼いでどうするんだ、という意見もありますよね。

さて、本題。コーポレート・トランスフォーメーション。中編。目指すべき組織の形とは。

組織構造:能力ベースのネットワーク型、トップダウン&ボトムアップ、強い個人まずありき、コンセンサスより合理性

強い個人がまずあって組織がある。組織のなかの個が成長という考えとは真逆の思想で面白かったです。厳しい社会です。

フラットな階層構造

年功序列でもなく、上層部に媚びへつらうことなく対等に話し合える関係性、素敵です。

対等なプロフェッショナル同士が知見と事実とロジックで議論し、即断即決するプロ型意思決定スタイル

対等なプロフェッショナルという点が、かっこいい。知見と事実と、ロジック、決して感情は挟まないクールな意思決定スタイルが次世代のいけてる会社には求められます。

日常業務も意思決定も、顧客と競争を軸にした外部指向

「内部フローが面倒だからやめよう。」これはそこそこ規模の大きくなった、どの組織にもよくあることなのではないでしょうか。

意思決定も実行も個人としてコミットし、個人として責任を負うことが基本単位

組織が大きくなるにつれ、誰が責任を取るのかわからないプロジェクトが出てきたりします。責任者不在の事業ほど失敗しやすいものはない。腹を括った人が代表に立つからこそ、きっと周りのひとが感化され、本気で物事を進める推進力が生まれるのかもしれませんね。

意思決定は時間と手続きよりも、スピードと実効性重視

とにかくできることをやれ!そして誰よりも早くやれ!と解釈しました。ぐう。

広範な裁量権

とある有名ホテルでは、従業員に毎月20万円程度の、顧客のためなら自由に使っていいお金が渡されているそうです。

自由な裁量権があることで、急な記念日に、薔薇の花束をそっと、そのお客さんにお渡しするなど、サプライズがさらにお客さんの満足度をググッとアップさせてくれます。喜んでもらって、そのホテルマンの組織への忠誠心もググッとアップすることでしょう。

非自前主義

自分で多額の固定費をかけて新しく工場を作るくらいなら、工場借りてOEM生産せよ、という解釈をしました。

基本ビジネスモデルは価値訴求型(差異型)、サービス指向、サブスク指向、迅速で大胆な戦略ピボット力勝負

差別化を考え、月額課金でいっぱい使い放題のAmazonのようなサブスクモデル、そして、旅行代理店のHISが急遽に蕎麦屋さん、墓石事業を始めたように、大胆な方針転換が重要だということですね。

さて、難しいところは割愛して抜粋してキーワードのみを紹介しました。

これを読んで面白そうと思った方、身近な図書館に行ってみてください。タダで借りれます。

まさにトップYouTuberのような、圧倒的に強い個がありきの組織モデルが今後ビジネス業界で生き残っていくのには必要になっていくようです。

トランスフォーメーション(「変形」「変質」「変容」)、してますか?

さとうみ


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