「知っている」は本当に「知っている」?
(この絵、なにを描きたかったかわかりますか?)
大人になると、「あぁ、アレね」「知っている、知っている〜」ということが増えていく。子どもの頃の、「アレはなに? これはなに?」の物事に対する謙虚な気持ちがなくなっていくとも言える。
中高生とおとなが答えのない”問”について対話する「三四郎の学校」というワークショップで、ファシリテーターの山口覚さんが「知っているは、本当に知っているか?」という話をしていた。
それをたしかめる試みとして、とある単語だけを言って、それを自分の手元のクラフトペーパーに描いてみようというワークをした。
そう。それで、冒頭のイラスト(というのも憚られるが)の話に戻る。
これは、私が描いたものだったのだが、なにを描いたかわかるだろうか・・・?
答えは・・・!
「パンダですっ」(どやっ)
はい、すみません。
「パンツをかぶった猫ですか・・・?」といわれました。
母に見せたら、「一応動物には見えるよ」とすごくざっくりとした慰めを受けました。
まぁ、それだけ私たちの記憶は曖昧なんですよね。
だって、パンダってコレですよ。(みんな知っているけれどね。)
(自分の画力の無さに騒然とするが)、浅はかに「知っている、知っている〜」と学びに蓋をしないでおこうと思いました。
このパンダの絵を海馬に刻んで、人生の学びに生かしていこうと思う。
「知っている」と思い込まずに、じっくり観察する。本当の姿を見極めようとする。そんな姿勢を持っていきたいと思います。画力はそうそう上がらないが、自分のあり方は高まっていくのではないかな。
<ツマミにこちらもどうぞ>
道徳的な作文の思い出
偏差値は万能か?
いつもありがとうございます!スキもコメントもとても励みになります。応援してくださったみなさんに、私の体験や思考から生まれた文章で恩返しをさせてください。