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Kindle本を出版して考えたこと② 【これが今の自分の役割だから、と自我を守り、そして進め】

Kindle本を出版してみて「表現するということ」について気がついたことを書いています。今回は第2回目です。

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先生は「どうしてそんなに、自分に自信があるのですか?」

以前、大学生に頼まれて講演をした時の話です。内容は「私の仕事」だったか「人生論」だったかな、そんな感じのテーマが与えられて一時間くらい話をしました。ひととおり内容が進んで、質疑応答の時間になりました。女性の受講生が手をあげると、

「先生は、どうしてそんなに自分に自信があるのですか? 迷ったりしないのですか?」

と質問をしてきたのです。
いやはや、おどろきました。なぜって、私は「自分くらい自己評価の低い人間は、そんなに多くないだろう」と思っていたからです。

当時の私は、起業して4〜5年目くらいだったでしょうか。まだまだ自転車操業だし、迷っていたし、眠れない夜だって(ごくごくたまにですけど)ありました。同世代の人たちが、家族連れで楽しく散歩をしている様子を目にする度に、一人暮らしの何もない部屋の中で「あれ? もしかしてオレって、人生の選択を間違ったのか?」と不安になっていたものです。

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「あいつは、目立ちたがり屋だから、ちょうどいいんだよ」

そういえば、小学生の時に「学級委員」をやっていた時のことです。この時も自分で学級委員をやりたくて、やったわけではありません。担任の先生に呼ばれ、

「佐藤、おまえは学級委員をやりなさい。そういうことを、やらないと駄目なんだ」

と言われ「先生に、怒られてしまった」と感じた私は、もう怒られるのは嫌だと思ったので、次の選挙で立候補したのでした(他に立候補する人はいなかったので、あっさりと当選しました)。

学級委員として、みんなの前で話す時は、できるだけ大きな声で話さなければいけません。少し気を抜くと先生から「大きな声で話せ!」と注意されます。力を抜いて立っていると「お前は女子か!」と、足を蹴られたりもしました。

身長が大きい方だったので、目立つということもあったと思います(現在は178センチ。最近ではそうでもないと思うのですが、当時は大きい方でした)同級生に「あいつは目立ちたがりだから」と陰口を叩かれることもありました。好きでやっているわけではないのに。

結局のところ「外から見える自分と、自覚している自分」との間には、大きな隔たりがあるのです。それを正しくコントロールすることは不可能。子供のころから、私はどこかでそう感じていたように思います。

(いちおう補足しておくと、この時の担任の先生を、私は尊敬しています。今まで出会った先生の中で、唯一「能力を伸ばして」くれた先生でした。恩師です)

戦うか、ふるまうか?

そこで、外からの評価を「誤解だ」と主張して戦っていくよりも、「なるほど、それがここでの私の役割なんだね」と振舞っていけば、いい。子供のころから「誤解」を受けやすかった「私」は「それが、私の役割」と、無意識のところで行動してきたように思います。そうすると、最初の一歩が踏み出しやすくなるからです。

今回「Kindle本を出版しよう」という企画になった時にも「いいね、おもしろそうだね」とGOサインを出す、コサエル代表としての「私」と「本を書いたりして、批判を受けたり誤解されたら嫌だな」と引き止めようとする、誤解多き人生の「私」との間で、議論が交わされました。もちろん、150ミリ秒の早さで「つくる」と決め「著者としての私」が誕生したわけです。そして書いた。

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「これが今の自分の役割だから」と、自我を守り進め。

知らないことに挑戦する時には、恐怖がやってきます。それでも「これが今の自分の役割だから」と自我を守りながら一歩を踏み出すことで、得られるものがたくさんあります。大丈夫だ。それは「著者としての自分」だ。恐れずススメ。

あなたがもし、今「何かを表現しようとして、躊躇してしまっている」のならば「それは〇〇の自分」と言い聞かせて、最初の一歩を踏み出してみてください。きっと大丈夫。恐れずススメ。

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本は「あなたに読まれること」で成立する。

本書の中に、私は「言葉は、相手に伝わることで成立する」と書きました。同様に、本は「あなたに読まれること」で成立します。「誰にも読まれなくていい。表現することが大切だ」と嘯けるほど、私に「自信」はありません。

ぜひ、表紙を眺めたり(カモのイラストが目印!)無料サンプルをダウンロードして、手にとっていただければと思います。そして、そこから何かを考えるきっかけを見つけていただけたのなら、今回この本を世に出した甲斐があった、というものです。(その3へ

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スキありがとう! 01:想像力は知識よりも重要だ(アインシュタイン)
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広告コンテストの入選と某クリエイターからのお誘いをきっかけに、教育から広告の世界へ。コピーライターとして「日常の何気ない瞬間から幸せを拾い上げる文章」と評価を受ける。1971年生 kindleにて「あなたの文章は読まれていないかも」販売中!
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