【85冊目】 佐藤の本棚 「太宰治 葉」
こんにちは、コピーライターの佐藤(さったか)です。この前Y市へ行った時に、古本屋で探していた本を手にいれることができました。店主から「この本の前の持ち主は・・・」と、ちょっとしたエピソードを聞くことができたのもよかったです。古本を購入する楽しさのひとつは「一冊の本にまつわる物語」を受け取り、そしてつないでいくこと、かもしれません。大切にしよう。
さて、100冊を目指して更新中の「佐藤の本棚」も85冊目となりました。今回は、太宰治「葉」を読んで思い出した「小学生の頃の記憶」を書いてみました。
八十五冊目 太宰治「葉」
小学六年生の時の話。僕たちは、体育館で卒業式の予行練習をしていた。全員で椅子から立ち上がり、正面に向かって一礼した時だった。ある先生が、僕のところにやってきて背中をトントンと叩いて言った。
「あんた、背が大きいのだから、他の人よりも深く頭を下げないとダメなんだよ」
その当時の僕は、わりと身長が大きい方だった。たしか、学年で三番目くらいの身長だったと思う。いや五番目だったかもしれない。
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