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【人生初のクラウドファンディング】

2018年、人生初のクラウドファンディングに挑戦しました。

『赤ちゃん連れの親御さんにも、気兼ねなく演劇を楽しんでもらいたい!』

赤ちゃん連れの場合、赤ちゃんが泣いたり騒いだり、オムツ替えや離乳食をあげるなど、席を離れなければならないことが多々あります。

そのため、客席が満員の場合、移動することができず、親御さんに演劇を楽しんでもらうことができません。

そこで、700人キャパの劇場で、入場者数を250人に限定して、客席の後方をすべて赤ちゃんをあやしながら観劇できるスペースにしました。

通常のチケット代だけでは採算が合わないし、そのためにチケット代を上げてしまっては、子育てを頑張っている親御さんへの負担が増えてしまいます。

そこでクラウドファンディングで支援を募り、子育て支援特別公演を実現することにしました。
支援者数は382人、支援金額は2266,000円になりました。

このクラウドファンディングに挑戦したキッカケは、僕自身が2018年2月に第一子が生まれ、父親になったことでした。

育児を頑張っている親御さんに、気兼ねなく観劇を楽しんでもらいたい!
上演中も客席には薄明かりをつけ、途中退席しやすくし、授乳や赤ちゃんのオムツを交換ができるスペースも確保しました。

今でこそクラウドファンディングは認知されてきましたが、まだ2018年当時は知らない人も多く、「わけのわからんことすんなや」とか、「公演はチケット代でやるもんやろ」と言われたりもしました。

クラウドファンディングは、詐欺でも、宗教でも、ましてや金のなる木でもありません。
信用をマネタイズする装置です。
支援者数や支援金額が、そのまま信用値として表れます。
正直、めちゃくちゃ不安でした。
でも、この挑戦のおかげで、たくさんの人にプロジェクトに参加していただき、応援を実感することができました。

TV局の方も取材に来て下さり、特集も組んでいただきました。
いろんな企業から、オムツやお尻拭きの提供もいただき、子育て世代の方に喜んでいただけました。
クラウドファンディングがなければ、実現できない企画でした。

いまはバーベキュー型のエンタメが求められています。
スタッフ権や、バックヤード見学など、参加できる(体験する)リターンの人気が高かったです。

クラウドファンディングのおかげで、信用さえあれば、夢を実現できる世の中になりました。

子育て支援特別公演を実現させるために、たくさんの方に応援してもらいました。
今度は僕が応援する番です!

つづく

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