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なぜ、研修の効果測定なのか? ~360度アンケート作成編②~

北京オリンピック、日本人選手の活躍に心躍りますね。その一生懸命な姿やスタンスに心が打たれます。見ている方は無神経にメダルを期待しちゃうけど、オリンピックに出場すること自体が凄いことなんですよね。そんなに泣かないで~。

さて、360度アンケート作成について。
前回は手法によって記載をしました。今回は360度アンケート作成のミソを書こうと思います。よろしければ、是非お付き合いください。
※本来はWebアンケートと書くのが良いと思いますがまだ一般化されていないので、便宜上360度アンケートと記載します。

ミソ① 一番の難関は、アンケート項目の言語化
ココです、ココ!本当に難しいんですよね…。
難しい理由を分解すると2つあると思います。

1つ目は、研修の目的・目標を本当に理解/イメージできていないと書けないものなんです、アンケート項目は。
・この研修の目的は何か?
・研修が終わったときにはどのような行動をとっていてほしいのか?
・この研修のラーニングポイントは何か?
これらを深く理解し、それぞれの関連度合いを認識することが大切です。
実は、ここで詰まる/一貫性が欠けていることがよくあるんですよね。

2つ目は、これらを言語化する作業です。
はい、これも深いです。
結構な思考力と表現力、表現力はお客さまの組織環境に合わせた言葉をチューニングも必要です。

アンケート項目の事例を教えてほしい、と言われることがよくあります。これは言語化に悩まれている方が多い証拠だと私は捉えています。もしそのような方がいらっしゃれば、もう一度研修の要件定義を考えて頂き、誰かとブレストして言葉を紡ぎあげていくことをおススメします!
一人ではどうしても盲目になるので。
人事の方とアンケート項目を決めるとき、たたき台を持って行って議論をするのですが、す~っとお互いの思考が一致したときは、快感ですね~。

なので弊社は、効果的を高める研修とは、要件定義をしっかり整えたオリジナル研修でないと機能しない!、と今のところ判断をしています。
有りもので何とかしようとすると、どうしてもほころびが出てきてしまいました、私は。

ミソ② 360度アンケート帳票作成
360度アンケートができ、受講者の上司・同僚・部下・後輩の皆さんに回答頂いたら、それを帳票化する必要があります。データ分析だけであればcsvで十分だと思いますが、研修で使うためには見やすく体裁を整えないと流石に不親切かもしれません。
データ量によって多少異なりますが、エクセルで十分作成可能だと思います。これは、ミソっていうほどでもないか…

ミソ③ アンケートを答えてくれた方への情報共有
360度アンケートは、受講者の周囲の方へ巻き込んで行います。ですので、アンケート実施前のお願いは勿論、終わった後の結果共有もしています。特に、事後の共有がおろそかになってしまうことが多いのではないでしょうか。
これ、結構、いや、かなり重要です!
あるお客様で感じたのは、しっかりと情報を発信をすることでご納得いただき、今後の取り組みに関してもご協力してくださる方が増えたように思います。

・こんな目的の研修を行いました。
・受講者のコメントはこのようなものです。
・講師からのコメントは●●です。
・360度アンケート結果は+●pt増加しました。ご協力ありがとうございました!
 プラスに至った洞察理由は・・・
ポイントはこんな感じでしょうかね~。パワポ/ワード一枚に収まる範囲です。これだけで職場の皆様からの応援度合が変わります。

如何だったでしょうか?
人事のみなさま、研修ベンダーのみなさま、効果測定の第一歩、トライしてみてはいかがでしょうか。
もしご質問などがありましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。
効果測定の領域、これを読んでくださる皆さんと広げていければと、本気で思っています(キリッ)。

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