マガジン一覧

WEBマーケター、小説を売る。

イシカワ サトシです。 このマガジンは『小説の価値を上げる。』をテーマに着目した一風変わった読書ブログです。

書評:【大義と倫理観】「虐殺器官」で「”人”はなぜ”人”を傷つけるのか」について考える。

伊藤計劃ってご存知です? 言わずと知れた、日本を代表するSF作家。 初めて読んでみたのが大学の頃。ちょうど大学の頃にフジテレビ・ノイタミナにて劇場アニメ「Project Itoh」がスタートしまして、それをきっかけに「ハーモニー」から読み始めました。 もう面白すぎて、、笑 ちなみに2025年1月、久々に二子玉川の蔦屋家電に行ったとき、伊藤計劃の書籍が生誕50周年に肖って、平積みで売ってましたね。 もし「小説で自分を形成した作品を10冊選べ」という話があったとしたら間

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【考察】私が『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を、村上春樹の入門小説として推す理由

・村上春樹の小説を読んでみようと思うけど、何から読めば良いのかわからない。 ・小説は読まないけど、村上春樹は有名なので読んでみたい。 ・一番有名な『ノルウェイの森』を読んでみたけど、読んでも何が良いのかわからない。 日本はもちろんのこと、世界でも相当有名な作家、村上春樹。 一番売れたであろう『ノルウェイの森』や『1Q84』、最近発売された『騎士団長殺し』など、ニュースでも取り上げられることが多いため、タイトル名は聞いたことはあるかもしれません。 ただ、実は村上春樹の小説

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【考察】バルガス=リョサ「楽園への道」で苦難な選択を考える

・周りから反対されているのに、どうしてもやりたい事が出来てしまった。 ・家庭や世の中のイメージを捨ててまで成し遂げたい事が出来てしまった。 ・絶対に苦しい選択なのに、なんでこの職についちゃったんだろう。 こんな事を考えたことがある人は、「楽園への道」を読んでみると、人生が変わるかもしれないです。 何故ならこの小説は、世の中の敵になり、苦難な選択だとわかりつつも、それでもその選択を選ばずにはいられない、不器用に自分の意思を貫いた人のための小説。 人間誰もが、自分がやりたいこ

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文学レビューを10本書き終わったので反省していこうと思う。

ご閲覧いただき、誠にありがとうございます。イシカワ サトシです。 このnoteは『小説の価値を上げる』を目的とした一風変わった読書ブログです。 はじめに:ようやく10本書き終えました。いつもなら小説を解説するのですが、ようやく10本書き終わったのでエッセイみたいな感じで、感想文を挟みたいと思います。note然り、文学レビュアーさんは世の中にたくさんいますが、少しずつその大変さ・面白さに気づいてきた次第でございます。 そこで今回は、文学レビューやって思った事、大変だった事、

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宅飲み料理人の頭の中

・レシピサイト通りに作ったのに料理が上手くなったと感じない、、 ・旦那の友人が飲みにきた場合、めちゃくちゃ困る、、 ・料理するときって会話に入れないから寂しい、、 ・複数品作る時どうやって買い出しすればいいの、、 1年間で約300品をフルコースで提供する宅飲み特化型の料理人が、「料理が振る舞い方」徹底解説。 普段は経営者・マーケティング業をやっている知見を生かしつつ、メニュー開発はもちろんのこと、仕入れ方法、値決め、コース内容、提供時間、提供する順番、立ち振る舞いなど、細かい検証ナレッジをどんどん解説していきます。

【ワタは最高の調味料】「スルメイカのトマト煮」の作り方を解説します。

お腹を空かせた皆さん、こんばんは。 宅飲み料理人エッセイ第二弾!! 第二弾は「スルメイカのトマト煮」の活用方法について解説していきたいと思います。 実際に作ったときに写真はこちら。 こちらはイタリアンをやるときは毎回作っているメニューです。 なぜ毎回スルメイカのトマト煮を作っているかというと、他のレシピに応用が効くんですよ。例えば、残りのトマトソースでパスタ、リゾットをやっても美味しいですし、焼き魚のソースに活用することもできます。 そしてスルメイカの旨味を最大限

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【四川料理の基礎】中華料理でパーティーするとき、なぜ「よだれ鶏」が便利なのかを解説します。

お腹を空かせた皆さん、こんばんは。 宅飲み料理人エッセイの記念すべき第一弾!! 正直一番最初なので、「買い出し」「値決め」などのハウツー系、「振る舞う上で大切なこと」などの思想系、などを執筆しようと思いましたが、まずは親近感持ってもらいやすい項目の方が良いかと思い、レシピから数本執筆していきます。 ということで第一弾は「よだれ鶏」の活用方法!! 何回も試行錯誤しているメニューです。笑 実際に作った時の写真はこちら。 ※大学の友達に振る舞った時のよだれ鶏。 ※前職の

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【料理エッセイ始めました】これまで振る舞い続けてきた「宅飲み料理人の頭の中」を全部伝えます。

このnoteを初めて知った方々、初めまして。 前から私のことを知っている方々、お久しぶりです。 いつも私の料理を食べてくれている方々、いつもありがとうございます。笑 私の料理を食べている方にはよくお伝えしていたのですが、とうとう料理エッセイをスタートします! タイトルは、、「宅飲み料理人の頭の中」!!!! 初めての方がほとんどかと思いますので、簡単に自己紹介しましょう。 普段は経営者・マーケ業をやっている料理人です。 初めまして。石川知史(イシカワサトシ)と申します。

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