フレックスタイム制の概要と注意点

こんにちは。

平山聡（ひらやまさとし）です。

最近、フレックスタイム制に関するお問い合わせをいただく機会が多いので、フレックスタイム制の概要と注意点についてご説明できればと思います。

フレックスタイム制とは

フレックスタイム制では、労働者が⽇々の始業・終業時刻、労働時間を自ら決めることができます。

あらかじめ働く時間の総量（総労働時間）を決めた上で、⽇々の出退勤時刻や働く⻑さを労働者が⾃由に決定することができるのです。

労働者にとっては、⽇々の都合に合わせて時間を自由に配分することができるため、プライベートと仕事とのバランスがとりやすくなります。

会社から見た際のメリット

ある日の労働時間が8時間超えたり、ある週の労働時間が40時間を超えても、即、時間外労働（割増賃金の発生）とはなりません。

フレックスタイム制の場合、清算期間（ex.1カ月）における法定労働時間の総枠を超えた時間数が時間外労働となるためです。

よくある勘違い

経営者の方でよく勘違いされているケースとしては、フレックスタイム制であれば割増賃金が一切発生しないと思い込まれている方がいらっしゃいます。

もちろん、清算期間における法定労働時間を超えた場合には時間外労働の割増賃金が発生します。

また、深夜労働や休日労働の割増賃金も発生します。

最後に

フレックスタイム制については、そのメリット・デメリットを事前に把握いただいた上で、有効にご活用いただければと思います。