経営理念が必要な理由とは?
こんにちは。
平山聡(ひらやまさとし)です。
みなさんの会社には「経営理念」はありますか?
企業のHPにもよく掲載されている通り、比較的歴史が浅かったり、規模の小さい会社も含め、結構な割合で「経営理念」を掲げている会社さんが多いかと思います。
では、なぜそもそも「経営理念」を掲げなくてはならないのでしょうか?
今回は「経営理念」とは何なのかについて深掘りしていきたいと思います。
組織の3要素とは
みなさんは、「バーナードの組織の3要素」をご存知でしょうか?
「バーナードの組織の3要素」とは、アメリカの経営学者であるチェスター・バーナードが提唱した「組織が成立するための3つの条件」のことを指します。
具体的には「コミュニケーション」「協働の意欲」「共通の目標」の3つを挙げており、それらのどれもが組織には一定水準必要とされています。
「経営理念」とは、この中の「共通の目標」にあたります。
「共通の目標」がない集団はただの集まりであり、「組織」(ある目的を目指す秩序ある全体のこと)としての効率的な活動は期待できません。
これは会社だけに限った話ではなく、全ての組織に当てはまります。
例えば、ある高校野球チームについて「共通の目標」が無かった場合、どうなるでしょうか。
A選手は地区予選の1回戦突破を目標においているのですが、B選手は甲子園出場を目標に設定している場合、当然、練習内容ややる気、試合での振る舞いに違いが出てきますよね?
これでは、仮に優秀な選手がいた場合であっても、組織としてのパフォーマンスにはあまり期待できないのではないでしょうか。
逆に、全選手が甲子園出場という「共通の目標」を掲げた場合、あとはその目標を達成するための方法をどうするかという点を議論すればいいだけなので、「組織」としてのまとまりができ、結果も出しやすくなります。
「経営理念」は会社という組織において、最上位に位置する目的
これを会社に当てはめてみた場合、「経営理念」とは、その会社の存続目的、言い方を変えれば「何をするためにその会社を設立したのか」ということになります。
会社に参画するメンバーは全員この「経営理念」に共感していないと、各人の行動がちぐはぐになってしまい、会社としての結果が出しづらくなってしまいます。
また、「経営理念」は会社という組織のトップである社長が一番体現しなくてはなりません。
よかったら参考にしてみてください。
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