お金に執着しなくなった理由について話します
フリーランスになる前から「お金はあった方がいいし、ないに越したことはない」と思っていました。
それに、お金さえあれば「あらゆる不安から解放」されて自由になれると思っていたのです。
これは事実でもあるけど「真実」ではないなと思います。
独立してから売上を立てられるようになるまでとにかく不安だったし、今思うとお金に振り回されることも多かったように感じます。
でも、このような状態だと精神的な余裕もなくなるし、みるみる追い込まれて行くようになります。
少し経済的に余裕が出来るようになってきて、この「お金」について改めて勉強して見ようと思ったのがきっかけです。
「そういえば、なんで自分はあんなに焦っていたのだろう?」と振り返る余裕すら当時は無かったのです。
一生懸命走り回っていくなかで、お金を稼げる人が何を考えているのかを言語化していこうと思うようになりました。
なぜその事業をしているのかを説明できる
まずは、今の自分のビジネスや仕事が「なぜ存在しているのか」を説明できることが重要です。
私の場合、現時点での主な収入源はWeb事業になりますが、ぼくはWebのビジネスについては「経営や市場競争について理解を深めてもらい、前に進むことの重要性を理解していただき、自発的に前身することを支えることができる」からやっていると胸を張って言えます。
そして、顧客の商材の「価値」について理解していただくことで、手段に頼らない本質的なビジネス展開のサポートができる点を強調しています。
このように、私とビジネスをすることでどのような「価値」が得られるのかを体感していただくようにしています。
また、経営について本質が分からない方はもちろん、世の中の動きや自身の考え方などについてアドバイスができることはクライアントにとってもメリットのあることです。
このように、「自分に仕事を頼む理由」をしっかり地盤を固めておくことで、なにかあったときに「WebやSNSといえば貝島さんだな」とマインドシェアを取れるようになるのです。
自分の元に人が集まるようになれば、定期的に仕事の相談が来るようになり困ることは少なくなっていきます。
それさえ忘れなければ焦りは小さくなっていきます。
「お金持ち」と「資産家」の違いがわかっている
もうひとつは、「お金持ち」と「資産家」の違いがわかっていることです。
お金持ちは文字通り「お金を持ってるだけ」なので、使えばそれで終わりです。何も残りません。
使い方も知らないので、残高が減る恐怖との戦いが始まります。
一方、「資産家」は「お金の稼ぎ方・増やし方」を知っている人の事を指します。
こういう人は強いです。
手元からお金がなくなっても、その日から収益を得る方法を知っているからです。
0円からでもお金をふやせる人、そして稼いだお金を使って更に収益を増やす人のことを「資産家」と呼ぶのです。
「お金が欲しい」の正体
漠然とお金が欲しいのは「不安」だからです。
そして、一番厄介なのは多くの人がこの「不安の正体」がわからないまま「お金が欲しい」と持ってしまって
例え瞬間風速的にお金を稼いだとしても、「なぜお金を稼ぐことができたのか」が分かっていないと、またお金が無くなってしまうという恐怖で活動せざるを得なくなり結果的にハードワークで寿命を縮めます。
日本人のほとんどの人が「金融リテラシー」がとんでもなく低いので、円の価値は年々下がるという事実があるのに「貯金」しか出来ない人も多くいます。
そして、資産を守るのは自分の仕事です。
他人に任せてはいけないのに、自分で学ぶことを多くの人はやろうとしないのです。
理由としては「騙されるのが怖い」とか「リスクを犯したくない」というのが大半です。
違うんです。
自分の身を自分で守るための手段が「勉強」なんです。最初から自分で可能性を閉ざしては何も得ることは出来ません。
ここから脱却してようやく、お金に囚われずに活動出来るようになるのです。
ここまで抑えることが出来れば、「お金が無いから不安」という状態を脱することが出来ます。
お金に踊らされてはいけない
お金が人生の目的になってしまうと、それ以外のことが何も信用出来なくなってしまいます。
そして、お金がある状態で寄ってきた人間にろくな人はいません。
そういう人はなぜか「過程」を見ないからです。
隠れた努力や過程を見ずに近寄ってきておこぼれをもらおうとする人や、「才能があったから」とだけ言ってくる人もいます。
だから、お金も大事なのですが、それが「人生の軸」になると幸せを感じられなくなってしまいます。
大切なのは、「そのお金を手にしたらどんな未来が手に入るのか」を想像して、その状態を手に入れるためにお金が本当に必要なのかを考えることです。
お金は「価値との交換手段」にすぎません。
そして、その「価値」を作っている人間がいることを忘れてはいけないのです。
ポルシェに乗れるのはお金を持っているからではなく、ポルシェを作ってくれる人がいるからなのです。
価値を生み出せる人間になれば、それを使う人間に生かされるようになるので、自分も生産し販売する立場になることができれば「お金の呪い」から解放されます。
そして、お金を使って得たもので「何を手に入れているのか」を考えてみてください。
それが分かるようになれば、お金より大切なことが見えてくるようになるはずです。
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