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1時間「くるぶし」を感じ続けて分かった「人間関係」の本質的原理のこと

まずはちょっと宣伝から。このタイトルに関心がある方なら、きっと面白く参加してくれるかと思います。はい。

で、上のイベントに際して、自分が考える「対話と身体」のこと、身体からの気付きからどう対話や人間関係の話につながるかを今日は書いてみます。

突然ですが、自分の足に「くるぶし」があることは誰だって知ってることだけど、自分の「くるぶし」の存在を身体感覚として感じたことがある人はどのくらいいるだろう。

数年前に、駒沢で身体のワークショップを開催したとき、1時間ぐらいずっとみんなで「くるぶしに意識を澄ます」ための様々なワークを試み、参加してくれた友人から「人生でこんなに”くるぶし”のことを考えたことはない」と言われた(褒め言葉だと受け取っている)

「知っている」と「体感している」は天と地ほど違っていて、くるぶしの話ばかりで恐縮ですが、自分の身体感覚として「くるぶし」の場所を感じとると、自然に身体の他の部位の力の入り具合が変わる。自分の姿勢を形作っている現状の構成に普段は「くるぶし」は存在していなくて、そこにしっかりと「くるぶし」の存在が感知され構成に新しく追加されると、自分の意図とは関係なく勝手に自分の姿勢の再構成が始まる。これは身体のどの部位でも起こる。

この「新しい認知が追加されると再構成が始まる」というのは、身体の姿勢だけでなく、人間関係についても同じ原理があると思う。

他者まるごとを身体や心で感じられたとき、言葉、声、雰囲気、身体の物理的接触、精神的接触、その場の風景や一見関係のない出来事まで含めて、その人そのものを言葉や理解を超えて感受するとき、二人の人間関係の再構成を止めることはできない。それは、頭で理解している次元での他者理解による人間関係とはまったく違うものになる。

情報や意味のやりとりのコミュニケーションを超えて、互いを交わし合う度に他者や自分との関係が新しく生まれ続ける生き方には、比べようのない生きる喜びがあります。

8月24日の「対話と身体」みなさんと探求できることを楽しみにしています!

日 時:2024年8月24日(土)13:00~16:00
場 所:「里のengawa」いろり庵+寺家周辺
定 員:10名
参加費:3,500円
講 師:川崎由依子(しおじ)、中尾聡志(さとし)
世話人:中尾絢子(じゅんちゃん)
申込み:下記フォームよりお申し込みください
https://forms.gle/AKxRDKkFRuRBo5Vb6

お問合せ:
ordinaryworld2010@gmail.com

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