見出し画像

マインドフル家事

一人暮らしが長かったせいか、家事をこなしてご飯を作ってのんびりするのが休日の楽しみでした。

最近では、マインドフル家事をしています。

家事は無駄

家事が好きだと言うと、周りは微妙な空気になります。

意識の高いビジネスパーソンや、働きながら育児や家事をこなす女性にとって、家事はないほうが良いかもしれません。

家事は時間の無駄なのでしょうか。


脳は使っていないときほど使っている

最近の研究で、脳は意識して使っていないときのほうが働いていることがわかっています。1日に消費するエネルギーの60〜80%が、このデフォルト・モード・ネットワークと呼ばれるアイドリング状態に当てられているそうです。

アイドリングというのは、車で例えるならアクセルを踏んでいないときのエンジンの動きです。


脳の疲労

気がつくと、心配事や悩み事、昨日の失敗や将来の不安について考えていることがあります。これが、脳のアイドリングを過剰にさせてしまうようです。

エンジンのアイドリングが高すぎると、走り出す前にガス欠になってしまいます。それと同じように、雑念が積み重なると過剰なアイドリングで脳が疲れてしまうというわけです。


脳の休息法

雑念を払い、脳のアイドリングを鎮めるための方法に、マインドフルネスがあります。

「マインドフルネスは脳科学に基づいた瞑想などを使う「脳の休息法」のことです。

じつは、家事をすることでも、脳を休めることができます。


家事と瞑想

マインドフルネスと瞑想に共通するのは、「現在の身体感覚に集中する」という部分です。家事をするときにもこれができれば、マインドフルネスや瞑想をするのと同じ効果が期待できます。


マインドフル家事

マインドフル家事とは「ムーブメント瞑想」と呼ばれる、瞑想の一種です。ちなみに、「マインドフル家事」というのは僕の勝手な命名です。

心配事などの雑念を忘れるために、身体の動き、筋肉、重力、抵抗などに注意を向けるというものです。

たとえば、食器を洗う動作を心のなかで解説して、体の動きや感触に注意を向けます。
「(今、右腕を伸ばした、続いて指が蛇口を掴んだぞ。ゆっくり力を込めてひねっている。指の力を抜いた手を離した。今度は皿だ。左腕を伸ばして指を開いて皿を掴んだぞ…)」

これは瞑想と同じで、一定時間の集中を続けるには練習が必要です。

でもマインドフル家事なら、わざわざ時間を作らなくても、毎日の家事で練習ができます。タイマーをかけたり足を組む瞑想よりも、習慣化しやすいかもしれません。

家事がひと段落したあと、頭がスッキリしていれば効果ありです。


マインドフル家事、おすすめです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?