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【振り返り】社会人生活の始まりを東京で過ごしてみて。

せっかくの3連休なので、目についた募集中のお題から何か書けそうなものを選び、書いていってみることにします。

「#上京のはなし」というお題でいくと、私、今年で社会人10年目に(たぶん)なっているんですが、新卒で入社した会社が東京だったので、上京をしていました。その時の想い出でも振り返ってみようかなと。

就職活動、3ヶ月で終了。

当時は12月から就職活動が正式に解禁という時代だった記憶です。
大学のキャリアセンターは「長く働き続けられる、安定した企業」であったり、「誰もが知る大手企業」への就職をサポートする姿勢でしたが、僕はあんまりそういったところに惹かれませんでした。

21歳にもなってまだ中二病の気があった当時の自分は、「安定した企業なんて楽しくなさそう」「大手に行くことが本当に良いことなのか?」なんて思っていました。大したスキルも経験も無い、100mを11秒ちょっとでしか走れない陸上競技しかロクにやってこなかった人間が、偉そうに企業を評価していました。
(当時の自分と出会えたら、後ろからゲンコツを与えたい)

ただ漠然と、「組織を変える仕事に携わりたい」「東京で活動したい」と思っていました。組織を変える仕事に携わりたいというのは、在籍していた大学と学生とのコミュニケーションに課題を感じていたのがきっかけです。双方が「どうせこの大学のレベルやし」というネガティブ思考を持ち、成長の可能性を探る機会を自ら潰していたことが非常に不愉快でした。

東京で活動したいという気持ちは、高校、大学と思うような進路を選択してこれなかった自分にとって、就職活動は「今度こそ自分の選びたい進路を作る」機会であるように感じていたことから生じたものでした。

大手には1社もエントリーしませんでした。しなかったのは、大学のレベルという前提の壁(学歴フィルター)もありましたが、「別のところでスキルを身につけたら、キャリア採用で入れるでしょ」と思っていたことが理由としては大きかったからです。
新卒では狭き門でも、人材市場で価値がつけば逆に企業から声をかけてもらえる。その方が楽だよね。と考えていました。

なので、中小で組織を変える仕事に携われて、東京で活動できる会社を探しました。それがキャリア1社目となる会社で、2回の面接を経て2月に内定をもらいました。大学のキャリアセンターに内定をもらったことと就活を終了することを報告すると、えらく驚かれました。
(聞いたことも無い会社で、3ヶ月で内定が出るなんて超ブラックでは?と思われたのかなと)

上京してみてからの暮らし

ありがたく大学を卒業し、3月下旬から東京へ引っ越しました。
初の一人暮らしは板橋区の高島平でスタート。なぜ高島平を選んだのかというと、特段の要望があったわけではありません。

・家賃の上限
・単身赴任をしていた父と同じ沿線

上記2点をもとにピックアップされた物件の中から、一番無難だったのが高島平にある物件でした。職場は八重洲にあったので、三田線と山手線を使って片道50~60分ほどの通勤時間でした。東京の朝の通勤ラッシュは凄かったですね。。

高島平、新卒の上京者が最初に選ぶ街としては果たしてどうだったのか、、と思うところですが、個人的には住めば都で過ごしやすい場所だったなと思います。
大きな公園があってランニングを楽しめたり、駅や自宅周辺にはスーパーが4つほどあったので、安物買いをはしごできたり。少し歩けば大仏もあり、平日日中はオフィス街で過ごす分、高島平の雰囲気は仕事とプライベートのオンオフが付きやすかったです。

休日は一番自宅から近い繁華街の池袋に行って買い物したり、六本木ヒルズに行ってブラリしたりと、日中は外に出ていることが多かったです。
新卒の一人暮らしは部屋もそう広くないので閉塞感があり、店員さんでも良いから、誰かと会話することが無いと気持ちが塞ぐ。というのもありました。
同じ大学から東京に出てきている知り合いも少なかったので、誰かと会う機会を求めて外出していましたね。マッチングアプリを使ってみ始めたのも、独りぼっちな時間を減らしたいという気持ちがありました。
(当時マッチングしてくれた皆さま、ありがとうございました。。!)

東京は、知り合いとお金が少ないと寂しさを感じる場所だったなと、今振り返ると思うところです。一方で、大阪との違いが日々実感するのは楽しかったです。電車が混んでいる時、大阪では中ほどまで詰めない人が多いのに対し、東京では詰めざるをえなかったりとか。

再上京するかどうか

東京にいたのは1年半ほどで、その後は福岡へ移動し、2ヶ月ほどして退職。大阪に帰って転職活動を始めるという人生でした。そこから現在は兵庫で暮らしていますが、東京を離れた時には「また東京に戻ってきたい」と思っていました。

地元大阪も急激な発展を遂げている最中ですが、それでも東京の最先端ぶりには追い付けません。災害や事故事件が起きて都市機能がダウンすると、あっという間に地獄のエリアと化す東京ですが、何とも言い難い魅力や憧れがあり続ける都市ではないかと思います。
ただ、また漠然と東京へ行きたいという考えでは新卒時の自分と変わりないので、東京に行ってどうしたいかを考えつつ、まずは来年開催される世界陸上東京大会の現地観戦を果たしたいです。

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