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【知恵の本棚】その他大勢から脱却し、若くして職場での存在感を高める方法。

せっかく働くのだから、はやく高い業績をあげて、会社に貢献したいとお考えのかたは多いと思います。

でも、先輩社員を技術で上回るのは、なかなか難しく、長いあいだ目立つような業績をあげられないのが普通です。

高度な技術が身につくまで、がんばり続けられればいいのですが、その前に自信をなくし挫折してしまう人も出てきます。

やはり、高度な技術系スキルを持っていないと、早くから頭角をあらわすことなどできないのでしょうか?

確かに、その仕事をする上で、欠かすことのできない技術はあります。そのスキルは高いに越したことはないでしょう。

しかし、技術だけで仕事の成否が決まるのは稀です。ほとんどの仕事は、数多くのスキルの組み合わせで成り立っているからです。

コミュニケーションスキル、約束を守るスキル、チャレンジするスキル、ミスを予防するスキル、モチベーションをあげるスキル、職場の雰囲気をよくするスキル、人に貢献するスキル。

あげればきりがありません。

どれも、想像、予測、意志、信頼のような、マインドがベースになるものです。環境や状況に応じて、とる行動を変えなければならないのが、こういうスキルの特徴です。はっきりした正解もなければ、マニュアルもありません。


技術だけで価値を作るのは難しい

例えば、ウェブデザイナーなら、プログラミングの知識、構図や色づかいの知識などのバックグランドと、魅力的なページを作るデザイン力が必要でしょう。これらは技術系のスキルです。

(私はウェブデザインのプロではないので、正確さを欠いていたら申し訳ありません。)

一方で、重要になるのが、クライアントの要望を正確に把握するコミュニケーション力、納期を守るスケジュール管理能力、不慣れなことにも対応する力、等々。これらはマインド系のスキルです。

唯一無二のデザイン力を持っていても、要望を聞き取る力がなかったり、約束を守れなかったり、不慣れなことを避けたりすると、クライアントを満足させることはできないでしょう。

そう考えると、まだ技術が発展途上のデザイナーでも、気配りや誠実さに長けていれば、オリジナルな価値を作ることはできるはずです。

クライアント企業の世界観を勉強し、それに合ったデザインを提案したり、ホームページに載せる文章を一緒に考えたり、企業戦略にデザイン面から協力できたりしたら、クライアントの満足度は相当なものになるでしょう。

(その筋のプロではないので、齟齬や語弊があったら、重ね重ね、申し訳ありません。)

どんな仕事でも、よほど高い技術スキルを持っていない限り、お客様や上司から言われたことだけやっていては、その他大勢に埋もれてしまいます。

言いかえると、いい意味で、お客様や上司の期待を裏切ることを考えると、存在感を示すことができます。

技術だけで高い価値を作るには、どうしても時間がかかります。早く、一目置かれるような存在になりたいなら、マインド系のスキルで自分の強みを発揮することを考えましょう。


私が若い頃にしていたこと

私は、2年前まで半導体業界にいました。大学での専攻とは、まったく無縁の分野に進んだため、半導体に関する知識も技術もゼロからのスタート。入社して数年のあいだは、先輩どころか後輩にすら、技術では負けていたはずです。

だから、最初の数年は、たくさん勉強する一方で、マインド系のスキルを磨くことも意識してやっていました。

私が若い頃に重視していたのは、誠実さをベースにしたスキルです。自身に課していたのは、約束を守り、イージーなミスをせず、何があっても前向きに対応することでした。

自己中心的な発想や、自分の怠慢で人に迷惑をかけるような行動は、絶対にしないと、心に決めていました。

これらはすべて、信頼されるために欠かせないスキルです。
信頼は、成功の原則のベースになるものです。

(成功の原則について書いたnoteも、ぜひ一度お読み下さい。)

マインド系のスキルを磨いた甲斐あって、若いうちから、チームで結果を出すことには長けていたと思います。

そのおかげで、職場での存在感は大きかったのだと思います。業務歴3年でプロジェクトリーダーに抜擢され、のちに前例のない巨大プロジェクトも任され、若くしてマネージャーになることもできました。


まとめ

重要な仕事には、多くの人が関わるのが普通です。関わる人が増えるほど、各人に求められるスキルは複雑化します。

私の経験上、会社にとって重要な仕事であるほど、マインド系スキルを使う場面が増えます。それも指数関数的に。

若いうちから、マインド系スキルに磨きをかけておくと、技術系スキルが追いついてきた時に、一気に存在感が増すようになります。そうなれば、会社から高く評価され、若くして重要な仕事を回されることだって、夢ではありません。

会社からの評価にモヤモヤされている方は、こんな風に、ちょっとアプローチを変えて、仕事をしてみてはいかがでしょうか。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。このnoteが、あなたのお役に立てたなら幸いです。

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