『事故物件』に、住みたいんですけど…
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(ハルト)
和尚さん…
オレ、そろそろ家を出たいんです。
それで賃貸マンションとか、アパート探しているんですけど、なにぶん予算がないから安い物件を探しているんです。
それで、相場の半額以下の物件があったんですけど、それが『事故物件』なんです。
オレは、凄く家賃が安いから、そこにしようと思っているんですけど、少し怖いのもあるし、迷っているんです。
どうしたらいいですかね…？
(和尚)
わしは、『事故物件』とか関係ないけどな…
そこで良いんじゃないかい…！
(ハルト)
えっ…もし幽霊が出て、祟られたり、取り憑かれたりしたら、どうするんですか…？
(和尚)
幽霊がいたら、仲良く友だちになって同居したらいいじゃろ…
一人じゃないから寂しくないじゃろ…。
(ハルト)
それは、和尚さんだから出来るんです。
普通は、嫌がりますよ…！
(和尚)
じゃ…ハルト…
もし、ハルトが病気して、病院に入院したらどうじゃ…？
病院は、怖いじゃろ…？
(ハルト)
別に病院は、怖くないです。
(和尚)
ハルト…
今は、ほとんどの人は、病院で亡くなるんじゃ…
事故で亡くなったり、病気で亡くなったりして、沢山の人が亡くなっているんじゃ…！
病院は大丈夫で…『事故物件』は怖いとは、おかしいじゃろ…
全てハルトの「心の認識」なんじゃ…！
(ハルト)
だって、『事故物件』は、そこに念いが残っている感じで、凄く嫌なんです。
あっ…病院も、死にたくないと思って亡くなった人だらけですね…
沢山の人が亡くなっているから、病院の方が沢山念いが残っていますね…！
病院は大丈夫で、『事故物件』は怖いとは、オレの認識ですね…！
(和尚)
そうじゃ…！
それじゃ…そろそろ真実を話そうかな…
ハルト…本当は、幽霊はいないんじゃ…！
生きている人が「心の認識」(不安、恐怖)で、幽霊を創っているんじゃ…
「心の認識」で、時空間も創れるんじゃ…
ほとんどの人は、「自我の頭さん」だから、無意識にやっているんじゃ…
ハルトは、幽霊がいると信じているし、念が残っていると認識しているから、そこの『事故物件』には、幽霊がいると思うよ…
それに、幽霊に祟られると思っているから、しっかり祟られると思うよ…！
ハルトの「心の認識」どおりじゃ…！
(ハルト)
オレが、全て「心の認識」で創っているんですか…？
(和尚)
そうだけど…同じ「心の認識」の人達とも、時空間を共有(シェア)しているんじゃ…！
今、『事故物件』サイトがあるじゃろ…
それを創った人、それを見た人達、そこの場所が『事故物件』だと知って、幽霊がいると認識している人達のエネルギーが集まって、幽霊や、時空間を創ってしまうんじゃ…！
ハルトも、幽霊がいると信じているから、同じ時空間となるんじゃ…！
ハルトの「心の認識」を変えたら、一瞬で消えるんじゃ…！
まず暗闇が怖いとか、幽霊が怖い「心の認識」を、フラットにすることじゃ…！
いくら、頭で理解しても、「心の認識」を変えないと無理なんじゃ…！
わしは、直接でも、遠隔でも、『事故物件』の幽霊と時空間を、一瞬で消す事も出来るんじゃ…！
だけど、わしが消しても、今のままのハルトなら、すぐに又「幽霊」と「時空間」を創ってしまうけどな…
(ハルト)
和尚さん…
「幽霊」が怖い、「暗闇」が怖い「心の認識」を、変えてください。
お願いします。
(和尚)
ハルト…
そうすると、大好きな「ホラー映画」が、面白くなくなるよ…
それで良いんだったらするけど…
(ハルト)
オレ…ホラー映画、大好きだから、もういいです。
幽霊がでたら、その時は、和尚さんに消してもらいます。
(和尚)
ハルトの要望に応じて、最強の「悪魔」「悪霊」を創ってあげるね…！
ラップ音、ポルターガイストで騒がしくなるよ…
それと電気製品は、気をつけてね…！
まぁ…消すのも、創るのも簡単だから…
いつでも、言ってね…！
2022年10月4日 『秘中の秘』
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