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メイラックスを飲んだ感想

メイラックスを昨日の晩から1mg飲んで自分にとってはかなり緊張する場所に行ってきたのでその感想を書こうと思う。

その緊張する場所というのが散髪屋である。いつも15分ほど髪を切るまでに待ち時間があるのだが、薬を飲まないで行くとその待ち時間に体が震えてきて緊張が半端ないのだ。

しかし、今回はメイラックスを前日の夜に飲んで行ったので長時間聞いてくれるメイラックスは散髪屋の待ち時間にもまだ効いてくれていた。実際、体の震えや頭が勝手に暴走してしまうような感じは全く無くなっていた。

今までの苦労が本当に嘘だったかのようにパニック発作が抑え込まれていた。体の力が程よく抜けている感じで、頭の中もリラックスしているように感じた。リーゼよりは明らかに効き目があると思った。

リーゼを飲んでいた時もたしかにパニック発作が出ることはなかった。しかし、パニックになる前の予期不安みたいなものはやはり感じていて、気分の良いものではなかった。もちろん人間だから完全に不安を押し殺すことはできないとわかっているが、それでも電車や歯医者など余計なところで不安が出てしまって日常生活を送るのがきつかった。

しかしこのメイラックスという薬は予期不安も完全に抑え込んでくれる。もし〇〇したらどうしよう、みたいな葛藤もなくなってくれて抗うつ薬のように無理やり気分を上げるようなこともなく、自然と明るい気持ちにさせてくれるように感じた。

これさえ飲んでおけばおそらく電車も歯医者も大丈夫だろうなという感触を得ることができた。パニック障害の治療を始めてから約1年が経ったがはじめて寛解まで持っていける気がしてきた。やはり抗うつ薬の治療よりも抗不安薬の治療が功を奏した結果となった。

というのも、抗うつ薬のパニック障害に対する寛解率を見るとあまり高くないということが言えるからだ。そもそも抗うつ薬自体の治験結果から言ってほとんどパニック障害に対して効果はないと言えるだろう。

治験ではわざわざ治りやすいような患者を選んできて、それでも再試験でやっと厚労省から許可を得たような代物だ。薬価が高いから医者も出したがるものの、ほとんどパニック障害に対する効果の裏付けはない状態で処方されているのが現状だ。

昔はきちんと抗不安薬を使って予期不安やパニック発作を抑えてあとは自然治癒に任せるという治療がなされていた歴史がある。しかし、いつのまにかSSRIなどの抗うつ薬が万能であるという論文の裏付けも大してない意味不明の根拠に基づき治療が行われているのが現状だ。

そもそもうつ病という病気も最近になってから定義が変わり、適用が広くなっている。昔は何の前触れもなく気持ちが落ち込んだり興味がなくなったりする人のことをうつ病と言ったが、今は働きすぎなど明確に原因がある場合の時もうつ病と診断されて抗うつ薬を出される。抗うつ薬は前者向けに開発されているので後者は薬を飲んでも効かないのは当たり前である。

うつ病になるほど働きすぎたのなら休むしか根本的に治療する方法はないし、パニック障害などの自律神経系の病気であれば抗不安薬の方が圧倒的に効くと思う。確かに個人差はあると思うし最終的には全部自分で試すしかないが、あまりにも抗うつ薬を信じすぎてはいけない。そこまで抗うつ薬は万能な薬ではないのである。

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