見出し画像

W杯③ 日本の劇的逆転勝利

こんにちは。

昨日から一転、快晴ですね。


さてさて。

衝撃。衝撃。サプライズ、、、、

日本のサッカー史に残る、歴史的な勝利が訪れました。

2−1、ドイツに先制されながら、交代策が見事にハマり、逆転勝利。

途中出場の堂安、浅野が次々とゴールを決めました。

一点目は、途中出場の三苫のスルーパスに南野がクロス、こぼれを堂安が決める流れでした。

何故勝利できたのか?

少し分析していきます。


大きな要因は5つ。

①監督の采配、3バックへのシステム変更

②交代選手の躍動と決定力

③ドイツ代表の慢心と緩み、采配ミス

④前田の守備対応と権田の神セーブ

⑤遠藤の中盤でのデュエル



前半戦だけ見れば、1−0でなく、2−0、3−0となってもおかしくないくらい、ドイツが自由に動き、日本は凌ぎながら、カウンターで何とか勝機を見出すというしんどい展開でした。

これは、ドイツの戦術がハマったのだと思います。

4−2ー3ー1で、左SBをWG気味にし、

日本の強みの右WGの伊藤が下がらざるを得なくなり重心が重くなり、酒井の後ろのスペースは幾度となく突かれていました。

試合中に対処はできず後手後手で対応し、久保選手や鎌田選手も存在感なく、

「何もできない」と言う状況で、たまにパスミスやインターセプトでカウンターを狙いますが、大きなチャンスはあまりつくれず。

オフサイドのシーンは、オフサイドでなければ決めれなかったので、しょうがないでしょう。


後半、森保監督が見事な采配を見せます。

冨安を途中出場させ、3バックに変え、両W Bを酒井、長友に変え、サイドの守備を厚くし、守備面での対応をまずはします。

そこからが、予選とは打って変わり、早く大胆で、勝負に出ました。

三苫、浅野、南野、堂安、を次々と投入し、後半序盤に仕掛けます。

最初はうまくいきませんでしたが、徐々に、日本が圧を増し、

三苫の左サイドからの崩しから、南野が絡み、堂安が仕留め、同点。

ここで、大きく流れが変わり、日本がイケる、と良い意味でタガが外れ、

浅野が見事な裏抜けから、ニア杯にぶち抜き、ノイアーから逆転勝利。

嘘みたいな、突然の嵐のような攻めに、ドイツは対処しきれませんでした。

そして、2−1で勝利。

ドイツは、交代も失敗し、1−0で、ギュンドアンやミュラーをかえ、

脅威になっていたムシアラも下げました。

ゴレツカなど守備対応に切り替えたのかなと思いましたが、それが良くなかったでしょう。

全体的に後半は緩みがちで、日本を少し舐めていた感じもします。

前半が好きにできていただけにしょうがないですが、そこら辺は経験値が足りない部分と、絶対的なストライカー不足も原因でしょう。

前田はFWながら本当に献身的に走り続け、相手に嫌なエネルギーを与え続けました。

影の影のMVPでしょう。

権田は、PK与えた時はふざけるなと思いましたが、その後吹っ切れたのかプレーに集中し、セービングで良さを発揮し続けました。

足元の不安定さやハイボールへの対処など不安要素は多いですが、セービング力に賭けた森保監督の勝利でしょう。

MVPに選ばれたみたいですが、権田はそれだけ頑張りました。

そして、影のMVPは、間違いなく遠藤でしょう。

彼のデュエルの強さ、球際での戦いは勇気を与え、チームを助け続けました。

彼抜きではボコボコにされていたと思います。

途中出場選手は、浅野、南野は特に、世間からボロカスに言われ、事実そう言われてもおかしくないパフォーマンスでしたが、

この試合で結果を出し、世間を黙らせ、カッコ良すぎます。

堂安もチャンスを掴みました。

田中も守田の代役として、走り続けてくれました。

チーム全員で勝ち取った、歴史的勝利、おめでとうございます!!!


森保監督は、予選の試合や親善試合で、ほとんど試さなかった3バックをこの大一番で仕掛け、交代をギリギリまで切らないので有名なのに、次々と仕掛けました。

相当な策士なのかもしれません。

非公開練習で、試していたそうですが、それでも見事ハマりました。

漫画キングダムで、李牧という軍師がいて、戦う時は、

「徹底的に相手をいかに油断させるか」

という言葉が印象的で、今回はそれがすごく当てはまるなと思いました。

日本のファン、ほぼ全員、森保監督は動かない監督、意地でも変えない人という印象をこの4年でついてきました。

ドイツの日本分析もおそらく変わらないでしょう。

それが、本番で大きくひっくり返され、つまり、相手を油断させ、

隙を作り出しました。

選手全員が、コメントで監督を褒めていましたが、ここまで策がはまると、選手監督感の信頼が厚くなり、チーム力は大幅にアップするでしょう。

次戦はコスタリカ、勝たないといけないのは両チーム同じです。

日本は正攻法だけでなく、オプションがあることを示しました。

上田選手がワントップで出る気がしますが、どうでしょうか。

全く注目をしなかった森保監督の采配にも注目していきたいと思います。

●スペイン、コスタリカ戦もリアタイしたので書きたいですが、それはまた違う機会で。

7−0の相手がシュート0、ボール支配率80%。

休ませたい選手を後半途中で代えられ、若手が次々と得点を決め、バルデも代表デビュー。

自信と休息を与えれた、最高の試合を見せました。

スペインvsドイツはかつてないばちばちになりそうで、とても楽しみです。

いやーーーー、最高の1日でした!!!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?