疲れが取れない原因は、副腎が9割
【今日の読書】 Day127
疲れが取れない原因は、副腎が9割
御川安仁 著 フォレスト出版 2020年
寝ても寝ても疲れが取れない。
「年のせいだと思うのですが・・」
いいえ、年のせいではありません!
❶[3セレクト]
①現代人が多く悩まされている”疲れ”の正体
かなり多くの日本人が悩まされているのが「副腎疲労症候群」
女性の私たちには、月経もありますし、ちょっとした疲れを「生理だから」と我慢してしまうことも多いのではないでしょうか?
月経期のだるさは、1日寝てよくなるものではなく、「副腎疲労症候群」とよく似ていているので、対策が遅れてしまいがちです。
「ひどく疲れる」そんな方は、婦人科と合わせて、ぜひ一度内科を受診してみることをおすすめします。
②副腎疲労症候群とは?
慢性疲労は、現代医療では実際が掴みにくく、効果的な解決策が示されないままです。
一般的な病院では、「加齢が原因」「自律神経失調症」「気のせい」「更年期」「原因不明」「寝れば治る」と言われることが多い。
ところが、著者の統合医療の観点から見ると、慢性疲労は副腎が大きな鍵を握っていて、副腎を元気にすれば回復することがわかっている。副腎疲労は「寝ても疲れが取れない」のが特徴。
③働き盛りが燃え尽きがときに引き起こされる
副腎疲労とは、「副腎」という臓器が酷使され、疲れてしまう症状。最も多いのが、30代〜40代の働き盛り。
50代も少なくない。「何もしたくない」「気が済むまで眠りたい」と動けなくなる。
副腎からコルチゾール(ストレスと戦うホルモン)が分泌されなくなると、やる気がなくなり、疲れが慢性化して、常にバテた状態になる。
休日だけでなく、平日も起きられなくなり、仕事も家事も何もかも手につかなくなる。
「年のせいで疲れる」と思っている人が多いけれど、年の生ではなく、はっきりとした「症状」。副腎疲労がきっかけで生き方の見直しをする人もいる。
【副腎お疲れチェックリスト】
✔︎寝ても疲れが取れない
✔︎朝起きられない
✔︎会社に行くのが億劫
✔︎やる気が出ない
✔︎何もないのに悲しい
✔︎疲れすぎて夜眠れない
✔︎立っているのも辛い
✔︎便秘がひどい
✔︎よく下痢をする
✔︎休日は何もしたくない
✔︎低血圧
✔︎首や背中、腰が痛い
✔︎すぐスタミナが切れる
✔︎すぐスタミナが切れる
✔︎記憶力が低下した
✔︎仕事のミスが多くなった
✔︎スポーツジムなどで運動するのが面倒
✔︎甘いもの、コーヒー、しょっぱいもの食べ物が欲しくなる
✔︎性欲が落ちた
✔︎これまで好きだったことに興味がなくなる
✔︎些細なことで怒る
+1:原因と対策
副腎疲労の主な原因は、
「休息の不足」「過剰なストレス」「忙しい生活」「バランスの取れていない食生活」
栄養:
【原因】栄養不足
【対策】マグネシウム、ビタミンB群、タンパク質、ビタミンD、亜鉛、血糖値スパイク
ミトコンドリア:
【原因】ミトコンドリアの機能低下
【対策】呼吸、ファスティング(断食)、リラックス、運動、カビ毒を避ける
腸:
【原因】免疫の鍵、「副腎疲労」の原因は、腸内の炎症、リーキーガット症候群(腸の壁に目に見えないレベルの穴が空いている状態)※通常の検査では発見できない、菌バランスの乱れ、カンジタ菌の増殖、グルテンとカゼインなど
【対策】発酵食品、水溶性食物繊維、青魚、消化酵素を含む食品、白湯を飲む、グルタミンやハーブの摂取
脳:
【原因】幸せホルモンの不足(セロトニン、GABA不足)
【対策】不飽和脂肪酸、ビタミンB群、コレステロール
❷[マイエピソード]
20代は月経痛をPMSがひどく、月の半分は満足に仕事ができない状態でした。当時は「副腎疲労」はメジャーではなかったので、不調に対するケアをしやすかったのですが、今は特に「熱中症」の症状が出る時期、リモートワークでストレスが溜まり、だるさを感じやすい時期なので、女性は特に症状の見分けがつきにくいかもしれません。何科を受診したら良いかわからないという迷いもあると思いますが、自分で何とかしようとせず、病院を受診されることをお勧めします。何よりも早期発見が大事です。都内には、副腎疲労専門のクリニックもあります。
❸[今日からのアクション]
疲れで相談に来られるお客様の症状がひどくなる前に、病院受診を勧める
ブログ記事執筆者について
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