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予想外の出費が感動を連れて来た

瞑想家ヨギSatokoです。

この記事にたくさんのスキありがとうございます😊🙏

5年前にチェロを買いました。
あの、大きな弦楽器の、チェロです。私が弾くんじゃありません。当時インターナショナルスクールの中学に入った息子のために。

この学校は音楽に力を入れていて、全員何かの楽器を習い、年に一回オーケストラコンサートを開きます。

ピアノやバイオリンはもっと小さい時から心得がある生徒たちが担当するので、中学から楽器をやるならチェロがいいと音楽の先生に割り当てられました。

インターナショナルスクールは学費以外にも出費がかさむとは聞いていたけど、まさか、ある日突然チェロを買うことになるとは。

それがどんな楽器かすらピンと来ていないまま楽器屋さんをめぐり、よく分からないけど多分「並」くらいのチェロに決めたときは、もう汗だく。

予想外の出費にクラクラしながらも、無知な私たちに丁寧に説明してくれた店員さんに大感謝してお会計を終えましたが、気持ちは複雑でした。

ホントにこんなのが必要なの?弾けるようになるの??などと心の中で呟きながら、小柄な息子には大きすぎるこの楽器を疑いのまなざしで眺めていました。

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そして先週、今年のコンサートがありました。毎年ディズニーメドレーやクラシックの名曲が演奏されますが、今年のメインは、なんと、私の大好きなジブリ。しかもメドレー。

ジブリの作品はインドネシアでもここ数年はNetflixの影響か、みんな知っているレベルに浸透しています。

また、日本に観光に行くインドネシア人も急増していますから、観光スポットを探していてジブリ美術館やジブリパークを知り、行く前に映画を観てみるというパターンもあるようですが、アニメに興味がない親世代も久石譲の音楽はリラックスできるからと渋滞中の車で聴いている方も。

インドネシアの渋滞は尋常じゃないから。。。

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思い起こせば息子が幼稚園ハロウィンイベントで、カオナシの仮装をしたときは、周りの誰もカオナシを知らず、不思議そうに見られるだけでした。

我が家のハロウィン史上最高の出来栄えだったのに、盛り上がっていたのはうちの家族とわずかな日本人仲間だけ。

そんな残念なハロウィンから10年がたち、私よりずっと大きな靴を履くようになった息子が、あの時のチェロでジブリの旋律を奏で始めた瞬間、背中からぐわっと感動の波に包まれました。

少数派の日本人だけの楽しみだった小さな世界がふわーっと大きく広がって、みんなの心にしみ込むのを感じたら、もう胸がいっぱい。

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うるっとしながらふと気づきました。
あの時の出費は、「成長した息子がカッコよくチェロで私の好きな曲を奏でる」のプライスレスな感動を味わうための前払い金だったんだ。

お金を払う時はお金に感謝しなさいと本田健さんが言っていたっけ。私は店員さんに感謝したつもりだったけど、プラスのエネルギーがちゃんと循環しているところをみると、お金にも伝わっていたのかしら。

これからも予想外の出費はあるだろうけど、その時は「何かまだ分からないけどキラキラした未来」の前払い金だと思って感謝の気持ちを今まで以上に添えようと思います。

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。また、次の更新で。

瞑想家ヨギ Satoko












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