おすすめのお金の本その8:ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す
こんにちは。東京都練馬区でマネトレをしているファイナンシャルプランナー(FP)の佐藤彰です。
今日はお金について考えるおすすめの1冊のご紹介です。
今回ご紹介するのはこちら。
一般的なジャンルとしては、ビジネスや働き方を考える本に分類される本ですが、お金というテーマについて考える上でもためになる1冊です。
山口周さんの本は他の作品もそうですが、何となくモヤモヤしていることを言葉でうまく表現してくれてます。この1冊も読んでいて、まさにそう感じました。
この100年の間、私たちの社会を苛み続けてきた脅迫
ビジネスというと、儲けられるかどうかが全てというのが今までの常識でした。
それを本書では、「この100年の間、私たちの社会を苛み続けてきた脅迫」と表現しています。
その脅迫の3種類とは
文明のために自然を犠牲にする
未来のために今を犠牲にする
成長のために人間性を犠牲にする
というものです。
市場は「経済合理性限界曲線」の内側の問題しか解決できない
この本を読んで今のビジネスの問題点を一言で言い表しているものが、この一言に凝縮されている気がします。
これは、わかりやすくいえば、儲けになる社会の問題ならビジネスになるけれども、そうでなければビジネスにならないということです。
例えば、薬でいえば、コロナの特効薬は製薬会社は作りたいと思いますが、ほとんどの人がかかることのない難病の薬ならそうとは言いがたいです。
真に応援したいモノ・コトにお金を使う
本書では、こういった問題点を解決するための処方箋も書かれています。
ベーシックインカムの導入など壮大な内容もありますが、今1人1人ができることとして挙げられていることとしては、「真に応援したいモノ・コトにお金を使う」ことです。
どうして、これが処方箋になるのかはちゃんと考えると、説明が難しいです。
ただ、「真に応援したいモノ・コトにお金を使う」ようになれば、儲けばかり追いかける企業は衰退していくでしょう。
そこから、経済合理性だけでは解決できない問題が前進していくのではないでしょうか。
すでに、利益ばかり追いかける企業は今厳しい状況に置かれています。それと同時にビジネスの常識からは考えられないことをする企業も増えています。
お金を日々どんなことに使うか
何気なく使いがちな日常生活のお金の使い方もばかにできません。
一見すると意識の高いビジネスマン向けに書かれているようにも見えますが、そうではなく幅広くいろんな方に手に取っていただきたい1冊です。
過去に紹介した本をこちら↓
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