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投票行動は慎重に


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この本は選挙に行く前に読んで損はありません。
(薄い本なので一瞬で読めます)

読めなかった人はせめて自分が投票しようとしている人が「世襲議員」かそうでないかは確かめてから投票することをお勧めします。

【世襲議員の割合い】
国会議員の3割以上が世襲議員
閣僚の5割以上が世襲議員
直近数代の内閣総理大臣9割は世襲議員
【平均年齢】
国会議員の平均年齢54歳
閣僚の平均年齢61歳
【女性比率】
国会議員の女性比率1割
閣僚の女性比率1割

心理学には「ハロー効果」と「類似性バイアス」という言葉があります。

「ハロー効果」とは、ある物事を評価する時に代表的な特徴に引っ張られて、全体の評価が歪められることです。
例えば、有名人とか、スポーツ選手が過去の知名度で高く評価されてしまうことなどを指します。

「類似性バイアス」とは、自分と似たカテゴリーに当てはまる人を贔屓目に見てしまう現象です。
例えば、自分と近しい年齢の人や、似た経験、性別などが同じだと、贔屓してしまう現象です。

投票行動では特にこの二つのバイアスが働きやすくなります。
またそれに合わせて世襲議員や、政党の公認などが加わると輪をかけてバイアスがかかりやすくなります。

自分たちの生活を預けるに足る政治家を選ぶ時に、これらのバイアスは足枷になります。
その足枷を外して投票活動するには私たち自身にも正しく投票するための知識が必要です。

この本は分かりやすく世襲における課題をまとめて書いてくれています。
少なくともここに書かれていることを理解しておくことは有権者に必要なことではないかと思います。

私たちの生活、未来の子供達のためにも適切な投票行動をしましょう。

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