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「勘違い力」を鍛えよう

「それは難しいと思います」
「そこまでは自分にはとても無理だと思います」
「期待に応えられると良いんですけど」

これは、コーチングしていてよく聞く言葉です。

ただ、ほとんどの場合、これらの言葉は
「自分の能力の過小評価からくる『勘違い』です」

今回は「勘違い」がもたらす力について解説します。

あなたは自分の能力をどのくらいに見積もってますか?

あなたは自分の能力はどのくらいだと思いますか?

1.かなり出来る
2.そこそこ出来る
3.普通くらい
4.あまりできない
5.まったくダメ

誰かに話すわけではないので、気負わずに考えて
みてください。

いかがでしょうか?答え出ましたでしょうか?

ちなみにその見積もりはどのくらい正しいですか?

「うーん、これまでの自分の経験から考えてるので
そんなに間違ってないと思います」

と答える方もいると思います。

つまり「体験」が先で「考え」が後に来ている認識ですね。

「体験」→「考え」

ところが残念ながらこの関係式は正しくありません。

正しくは

「考え」→「体験」

です。

まず初めに「自分の能力はこのくらい」という
「考え」があり、それに見合った「体験」を
しているのです。

つまり因果関係が逆なのです。

「そんなはずはない。であれば自分が昔受験に
失敗したのは、自分が『失敗する』と考えた
から失敗したということになってしまう。
自分はちゃんと合格したいと思っていた」

と思われるかもしれませんが、残念ながら
そうではありません。

「合格したい」

の前に「今は実力はないけど」という「考え」が
あったので「実力不足で落ちる」という「体験」を
したのです。

ここで最も大事な点は

「この最初の『考え』自体が『勘違い』である」

ということです。

そもそも人間の脳は勘違いが大好き

あなたが現在正しいと思っていることも
よーく考えれば勘違いであるものが
見つかるはずです。

「勘違い」とは、物事をうっかり間違って思いこむこと。

いまは正しいと思っていても、環境が違えば
変わるかもしれないし、あなたが成長すれば
変わるかもしれません。

そもそも人間は私たちが創造している以上に
勘違いしやすい生き物です。

親の一言や、学校の先生の言葉、入社した会社の
上司の言葉、読んだ本、テレビのコメンテーター

など、その人たちも勘違いしている可能性があるものを
聞いて、自分もそうだと思い込んでしまうのです。

ポジティブな勘違いをしよう

ただ、裏を返すと自分が思っている以上に
人は勘違いしやすいので、それを上手く利用
すれば、自分にとってポジティブに働かせる
こともできるということです。

例えば成功者と呼ばれる人たちは、幼少期から
かなり極端な勘違いをしています。

いわゆる「根拠のない自信」もその一つです。

普通に考えれば、実績が何もないのに

「自分は大起業家になる」
「自分は世界一の野球選手になる」
「自分はノーベル賞をとる」
「俺は海賊王になる」
「俺は天下の大将軍になる」

などと言っていたら、頭のおかしい人でしょうww

しかし、こういった人たちが成功を
つかみ取る可能性が非常に高いのです。

なぜなら、先ほども書いたように人は

「考え」→「体験」

の順番で現実になるので、まずはうっかり
勘違いでもいいから自分が実現したいことを
自分の頭に刷り込んでしまえばいいのです。

ポイントは

1.want toのゴールを設定すること
2.それを既に達成している状態の言葉で表現すること
3.毎日自分に刷り込むこと

です。

ぜひ自分の頭に「ポジティブな勘違い」をさせて
みてください。


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