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「嬉しかった経験」も「辛かった経験」も放っておくと人生をダメにするかもしれない理由

前回、自分自身を変えていくために必要な5つの重要なポイントについて解説しました。

「ビリーフシステム」「アチチュード」「セルフトーク」「ハビット」「エフィカシー」の5つをそれぞれ変えていくことで、理想の自分になることができます。今回はこの中で「ビリーフシステム」の変え方についてお話しします。

あなたはビリーフシステムに支配されている

ビリーフシステムとはある物事に対するあなたの「考え」「信念」「イメージ」「概念」「思い込み」「(あなたにとっての)当たり前」のことです。
このビリーフシステムは「幼少期の体験」「情動記憶」や「教育」「社会的慣習」などから作られます。

ビリーフシステムは良いモノもあるのですが、作られる過程を見るとあなたが意図しない子供のうちに刷り込まれている可能性が非常に高いです。実際ビリーフシステムは「親」と「教師」によって作られやすいという特徴があります。そのため既存のビリーフシステムを変えずにゴールを想像すると、自分ではない人の価値観でゴールを設定している可能性があります。

そのため、ゴールを設定するときに「現状(あなたのビリーフシステム)の外側」にゴールを考えようとすることが非常に重要になるのです(現状の外側にゴールを設定するについては下記記事を参考にしてください)

「幸せな経験」も自分を縛りつける可能性がある

ちなみに私は子供のころから肥満がコンプレックスで自分の体を変えたいという希望がずっとありました。

私は子供のころに親から美味しいご飯を食べさせてもらった記憶から「ご飯は美味しくて幸せなモノ」という考えがあります。だから食べ物に対して悪いイメージが一切ありません。そのため減量しようと思ってもこのビリーフシステムのせいで目の前にご飯があると「美味しいものだ」「自分を幸せにしてくれるものだ」というイメージが湧くので、つい食べてしまうのです(ケンタッキーフライドチキンには超良いイメージしかありませんww)

また他に私は英語に対して苦手意識があるのですが、これは小学校の時にローマ字が書けなくて恥ずかしい思いをしたのと、「Bus」がローマ字読みすると「ブス」なのに、発音するときは「バス」と発音しなければいけないという、綴りと読みが異なっていることにたいして「英語は理屈に合わない言葉」という考えを持つようになってしまいました。

これを変えるためには、「現状の外側」に「want to」のゴールを設定して、過去のビリーフシステムを評価し直さないといけません。

正しい知識習得がビリーフシステムを書き換える

want toのゴールを設定できたのであれば、ビリーフシステムを書き換えるための一番効果的な方法は「ゴールを達成するための正しい知識を習得する」ことです。

一つ事例として、私は英語の苦手克服に向けて正しい知識習得を行っています。その中でも最もビリーフシステムの根深いところにあるローマ字習得の過程で出来た「英語は理屈に合わない言葉」を変えなければいけませんでした。そこで私はそもそもローマ字とは何で?どうしてローマ字と単語の発音が異なるのか?ということを調べました。

こちらの記事に詳しく書いてありますが、そもそもローマ字を習得するときの母音+子音の組み合わせで発音させることに日本語と英語の根本的な違いがあることを知りました。日本語の母音はa,i,u,e,oの5つに対して英語の母音は24個もあるのです。これが分からなければいつまでたっても英語の発音をローマ字読みで当てはめるというやり方を行ってしまいます。

このように、過去に持ってしまったビリーフ(belief)を新しく正しい知識で評価し直すことはとても大事な作業になります。
(最近「お金」に関する本がたくさん売れているのも、世の中の人たちがお金に対して間違った考えを持ってしまっていることに気が付いてきたことが原因かもしれません)

ぜひあなたも自分のゴール達成のために必要な正しい知識習得を目指してください。

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