今週のうっとりカレーは東京です(12月29日~1月1日)
レカヤマジフを反対から読んでみよう。
「フジヤマカレー」。
アパッペマヤジフという、スリランカの胡椒を販売している会社のレストランであります。
とは言ってもカレーはスリランカカレーじゃないですよ。
完全にフジヤマカレーという世界観(ジャンル)を確立してました。
この日のコースメニュー。
ランチタイムはカレー、ディナータイムはコース料理。
スパイス×中国料理のコースを事前予約しておいた。
8800円のコースどす。
結論、ゾクゾクするスパイス使いとホスピタリティだった。
ので、詳しくメニューを書いてゆくことにします。
お店の黒胡椒をまぶしてカリッと炒ったミックスナッツ。
挨拶された感じします。
よろしくお願いします。
イカでチシャをくるんと巻いて、花山椒オイルをかけたもの。
オイルの香りが鮮烈で今にも思い出す。
まだ何も入れてない空腹の口にこんなん放り込んだら、はじまってしまいます。
この皿にのっかる8品がそれぞれ1つのスパイスをテーマとした料理になっていて、全部混ざったらカレーってことをあらわしてるみたい。
芸術家出身やん。
真ん中から、
ホタテの冷菜麻辣、
菜の花ブラックマスタード辛子和え、
あわびたけメティ、
赤水菜クミン、
ユリネのフリットカルダモン風味、
カリフラワーサブジ、
紅胡桃大根フェヌグリークピクルス、
マコモだけのレモン和え。
組み合わせたりして食べてみた。
てか組み合わせ方は8の階乗ってこと?
果てしなくて怖い。
また塩分が絶妙で心地よいんだから困ってる。
蝦夷鮑ととろとろになったネギが春巻きに入って揚げられちゃいました。
アチアチ言いながら食べるの幸せだったな。
餅米焼売は青山椒でぴりりと引き締まる。
コースはまだまだ序盤なのに、既に2回来たくらい楽しんでます。
金華ハムとホシ貝柱と昆布でじっくり炊き上げたスープ。
白菜よりもちっさくて薄いワーワーサイが入ってる。
具材だけの塩分。
この塩分好きすぎる。
やっぱトーキョーいけてる。
下田産の金目鯛をぱきっと焼いてる。
米ナスの上にこがし玉ねぎと縮ほうれん草をのせて魚醤たらー。
焦がし玉ねぎが完全に仕込み工程のカレーだったからこの料理はカレーだよね。
上海蟹ソースうんま。
このシンプルな味をこのタイミングで食べられるの嬉しい。
ラストスパート。
鹿児島県産福永牛に火鍋ソースをかけたもの。
海老芋の素揚げもちょんと置いてある。
火鍋ソースはちゃんと牛脂からとってるんやと。
原理主義と革命家を行ったり来たりしてる店主すき。
これが1番好きだった。
魚醤につけこんだ那須の養鶏がキラキラしてます。
写真がキラキラしすぎてて撮るの大変だった。
オコゲの上にレモングラスの香りのパイタンソースと卵白をかけてます。
オコゲに中華あんかけがかかる料理たまにみるよね。
あいつがこんなふうになっちゃうんだもん、室町時代とかに生まれないでよかったなぁと思います。
この見た目で悶えない人と仲良くする気は今後もないです。
セクシーショットや。
胡椒を練り込んだ麺。
啜るのが楽しくなる香り。
お腹一杯になるのが悔しいくらい無限に啜りたい。
これでコースは終了。
だけど、昼のカレーも追加で食べられるなんて聞いたら、食べるしかない。
6種類から選べたのでその中から2種類食べる。
この日本にノイジーなくらい存在するからこそ、バターチキンは食べてみたかった。
バタチキではないくらいカロリーはサラッとしてる。
台湾のスパイスマーガオ。
胡椒とレモングラスのような香り。
こちらもサラッと食べられる。
マーガオはお米とすごく相性が良いとみた。
こんど入手して炊き込みご飯にしよう。
なんて意気込んでいるとデザートタイム。
左は、苺と紅まどんな(みかん)、金柑の上にライチで作ったシートとスマック。
酸味と甘味がかわるがわる出現する。
中東でよくみられるスマックが使われてるのも面白い。
デザートはもはや実験的な料理だった。
楽しんで作ってるのがわかります。
右は生胡椒と干し柿とキトゥルハニーを入れたショコラ。
ガトーショコラ的なしっとりずっしりなやつ。
最後にスリランカな本性を思いっきり出してきた。
お腹がパンパン、のはずなのに、苦しさは全然なくて、むしろ身体にいいことをしてしまったような、健康的な気持ちで帰る。
勝手にカウンセリングされてたのかも。
ありがとうございました。
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レカマヤジフ
住所:東京都目黒区五本木1-6-3(祐天寺駅より徒歩10分)
営業時間:11:30〜15:00 17:00〜22:00
定休日:月曜日
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