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なぜ山に登るのかに対するFUSEの回答

私は山に登るのが好きだ。
冬山にも天気とコンディションをみてアタックする。
なぜだろう。人によっては未踏のルートを開拓したり,世界トップレベルの頂上をとることに歓びを感じている。

私FUSEの答えは自分のいのちの輪郭を確認し,
身体的な生の歓びを享受するためだと思っている。

2011.3.11以降,安全神話は崩れた。
あれから9年。
当時,生と死は隣り合わせなんだと誰もが思ったが,
今ではだんだんとそのセンスが薄れ,ほとんど忘れてしまっている。

登山はそれをもう一度思い出させてくれる。
自然の中で生きている我々の活動は脆い。
身体自身は脆い。
岩山で滑落でもしてしまえばぐちゃぐちゃだ。

あくまで身体的な生の歓びを求めている。
精神的な生の歓びは仕事・趣味の時間で実感できるからそれらは求めていない。

ピンと張り詰めた静寂。
自然むきだし。
地球むきだし。
足の裏で大地を踏み進む感覚。
早朝5時の暗闇。

全てが私の命に差し迫ってくる感覚を求めている。

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トップ画と上の写真はどちらも厳冬期の八ヶ岳で撮影した写真です。

こんな記事をかいたのも,
最近読んだ本がささったから。神々の山嶺。
登山家の皆さんにはちょーおすすめ。
映画版は酷評されてます。文庫か漫画版がおすすめです。


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