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なぎなたが世界を制す!

理学療法科福井がコロラド州デンバーで開催されたなぎなたの世界大会に日本代表のトレーナーとして帯同してきました。
少しではありますが大会期間中の様子をお伝えします。

初回の強化合宿から約5ヶ月間サポートさせていただきました。
選手達にはアンケートと簡単な体のチェックを行い状態を把握、
それに対する運動を指導しました。
その後は各自取り組んでもらい慢性痛などの不調を減らすことができました。

合宿中は2日間という短い時間の中で演技・防具をつけた練習・リズムなぎなたと、多くの練習内容が組まれており、トレーニングなどの時間を設けることは困難であったため、LINEを利用する方法でトレーニング等の情報提供を行いました。グループLINEを活用することで選手と効果的にコミュニケーションが取れたのではないかと思います。

今回の世界大会が開催されたコロラド州デンバーは高地にあり、日本と約15時間の時差があるため体調管理が難しくなるだろうと考えました。
本番を良いコンディションで望めるよう、事前に情報を共有。
選手達の日本代表という自覚と行動のおかげで体調を崩す選手はおらず大会を終えることができました。

期間中、メンタル面でのサポートも必要になるのではないかと想定していましたが、監督をはじめとしたコーチ陣と、過去の世界大会を経験していた選手が初めての選手をサポートし、チームとしてまとまっていたためその心配はなく、適度のプレッシャーを感じながら最大限のパフォーマンスを発揮できたのではないかと思います。
大会期間中は多少の怪我や不調はありましたが、ケアやテーピング等の対応で最後まで競技を続けることができひと安心でした。
なぎなたの動きは特徴的で、独自の動きを理解することが難しく、動作とトレーニングを結びつけることはなかなか難しかったです。

なぎなたは特に礼節を重んじる競技であること。
演技としての競技があり基本の「型」をとても大切にしています。
選手は礼節を大切にしながら演技、試合あわせて個人・団体・男女の全ての種目で総合優勝を飾りました。

日本代表選手団のトレーナー活動期間中、全日本なぎなた連盟、強化合宿でお世話になった各県、選手団の皆様など多くの方々に温かいお言葉やご教示をいただきました。
そのおかげで最後まで活動をやり遂げることができましたし、よりなぎなたという競技を知ることができました。
このような機会を与えて頂いた全日本なぎなた連盟、そして関わったすべての皆様に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

【理学療法士 福井】

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