Sashisusession

文学も映画も体系的な知識は皆無。圧倒的に摂取量が足りていないのを把握し絶望中の87年生…

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文学も映画も体系的な知識は皆無。圧倒的に摂取量が足りていないのを把握し絶望中の87年生まれ。 ◎Amazonのアソシエイトとして、Sashisusessionは適格販売により収入を得ています。

マガジン

  • 読まずに語る 未読推し本

    書名や書影に惹かれ、いつか買おうとamazonのほしいものリストに入れていたところ、商品が600点を超えると古いものから順に削除されることが発覚! ということで、リストが消える前にこちらに避難。 すべてamazonレビュー★4以上。 次に読む本探しに役立つかわかりませんが、ご参考に。 ちなみにあくまで未読で書いているので、実際の本の内容と異なる可能性大。

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2024年読みたい観たい作品100

毎年年始には、その年に読みたい・観たい作品を100個書き出している。 せっかくなので今年はここに書き残し、2025年になったときにまた振り替えれるようにしたいと思う。 特にテーマも共通項もなく、バラバラと思いついたもの、昨年から持ち越したものをとりあえず100個あげてみた。 映画(30本)グランド・ブダペスト・ホテル パルプ・フィクション パリ、テキサス 風立ちぬ バッファロー66 ブルースブラザーズ カクテル 日本の一番長い夏 座頭市 グレーテストショー

    • 子どもの頃に好きだった本を読み返す

      時々、何かきっかけがあったわけでもないのに子どものころを思い出すことがある。冬の休日の午後、新聞紙を広げながらそのうえでお母さんが栗をむいている姿とか、弟と一緒に紐の先にカーテンフックをつけて壁に引っ掛けて忍者ごっこをしたこととか、友達と家の庭にタイムカプセルを埋めたこととか(我慢ができず1週間後には掘り出していた)、しょっちゅう友達と遊びに行ったアスレチックのある公園とか。 この前ふと、子どもの時に好きだった本のことを思い出した。それが「こそあどの森」シリーズだ。すっかり

      • 【文章術編】書名・表紙にひとめぼれ。読んでないけど語りたい未読推し本5選

        好きで文章を書く人、苦手だけれど仕事で書く必要に迫られている人。 理由は人それぞれだ。 そしてうまい文章、下手な文章、その定義も様々で、 「文法はめちゃくちゃだし、言葉も稚拙なのに、なぜか胸に迫るんだよな〜」となんて文に出会うことも多々あるし、誰かの言葉に響いても、その隣りの誰かにはまったく響かないなんてことも。あの人の言葉選びが好き、文章のリズムが好き、好みだってひとそれぞれだ。 であれば、万人にとって効果を発揮する「文章術」なんてものは成立しないかもしれない。だからこ

        • 【フリーランス編】書名・表紙にひとめぼれ。読んでないけど語りたい未読推し本5選

          わざわざ記事に書く時間があるならサッサと買ってしまえという声もあるかもしれませんが、全部買ったら財布どころか銀行口座が寂しいことになるので、とりあえずnoteでキープ。 結局買うのはポイント目的に楽天になるのですが、もうあと数百円で送料が無料になるときなんかも、このリストを見返して購入金額合わせに活用しようかななんて思っています。 さて今回は、確定申告も近いのでマネー本をはじめフリーランス向けの本。昨今副業を始める人も多いですしね。 気づけば私もフリーランス歴10年以上

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        2024年読みたい観たい作品100

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        • 読まずに語る 未読推し本
          4本

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          【生物編】書名・表紙にひとめぼれ。読んでないけど語りたい未読推し本5選

          こんにちは。 今日もamazonの「あとで買う」リストがあふれないように、 タイトルとか表紙にひかれて気になった未読推し本をまとめていきます。 私、生粋の文系人間なのですが、30歳を過ぎてからなぜか生物とか科学とか数学とか、いわゆる理系系のネタに興味がわいてきて、最近はそれ系の本がリストにたまっているんです。 別に勉強しているわけではないので、読んだところで私の知識で理解できる内容なのかは正直不明ですが。。。ということで今回は「生物」にまつわる本まとめ。 どれも1ページも

          【生物編】書名・表紙にひとめぼれ。読んでないけど語りたい未読推し本5選

          【医学・健康書編】書名・表紙にひとめぼれ。読んでないけど語りたい未読推し本5選

          amazonの「あとで買う」リストがいっぱいで古いものから消えてしまって悲しいことになったので… いったんここにタイトルやジャケを見てきになった本たちをまとめることにしようと思います。 今回はあとで買いたい健康・医学系の書籍まとめ。 【1冊目】 現役医師がマンガで教える「人が病気で死ぬ理由」 アマゾンレビュー★4.5 現役医師であり医学専門書のカリスマ漫画家でもある森皆ねじ子さんが、「病気」「死」をおもしろく、かつマニアックに解説した書き下ろしのコミックエッセイ。 人

          【医学・健康書編】書名・表紙にひとめぼれ。読んでないけど語りたい未読推し本5選

          人気ドラマ「VIVANT」を観て感じた違和感

          家にテレビがないのですっかりドラマもバラエティも疎くなってしまったのだが、 久しぶりに昨年流行ったというドラマVIVANTを観てみた。 序盤はそんな甘い考えじゃ全員野垂れ死ぬぞとモヤモヤしながら観たが、 徐々に面白くなるストーリー。黒幕は誰か、スパイは誰か予想できる部分もあったけれど、繰り返されるどんでん返しで面白く視聴。 ただ昨今は、「予想がつかない展開であること=エンタメの評価」になりすぎている気がしてならない。息もつかせぬストーリー展開というのは確かに視聴者を飽きさ

          人気ドラマ「VIVANT」を観て感じた違和感

          長距離走スタイルが私には合っている

          お正月休みが終わって、なかなかやる気スイッチが入らない日々。 年末休みに向けて走りきった燃え尽き症候群効果も相まって、 立ち上がりが遅くなってしまうことを痛感している。 しばらく乗っていなかったバイクに久しぶりに乗ろうとすると、キックしてもなかなかエンジンがかからないように、 一度とまってしまうと、走り出すまでに時間がかかってしまう。 2024年は、長期休みは取らずに、とはいえ全速力を出すこともせず、 長距離マラソンのように走り続けようと思う。 あるメーカーに務める友人

          長距離走スタイルが私には合っている

          まぶしすぎる夏、「響け!ユーフォ二アム」

          今更ながらネットフリックスでアニメ「響け!ユーフォニアム」をみている。 元吹奏楽部、ユーフォ奏者だった私にとって、アニメが始まった時から気になっていた作品(小説の存在はあとから知った)。 吹奏楽経験者なら懐かしくなるあるあるネタが作品中に散りばめられていて、学生時代を過ごした音楽室の空気や匂いが蘇る。 繰り返し練習したソロパート。 各教室に散らばって吹き散らかしたパート練習。 全体合奏中に飛ぶ指揮棒。 識者が腕をふりあげた瞬間に揃うブレス音。 薄暗いステージ袖。 みんなで

          まぶしすぎる夏、「響け!ユーフォ二アム」

          英語多読:Magic Tree House #1 まとめ

          古書店でちびちび買い集めていた「マジック・ツリーハウス」シリーズの1冊目。 ジャックとアニーがどのようにしてマジック・ツリーハウスに出会ったのかを知ることができるお話です。 冒険先は白亜紀。プテラノドンを筆頭にトリケラトプス、ティラノサウルスなどの恐竜が登場すると同時に、白亜紀の植生にも少しだけ触れられ、大人が読んでもタメになるストーリーです。 それにしてもアニーが好奇心旺盛で無鉄砲で…慎重派のジャックとの対比が見事(自分がジャックだったらアニーにキレまくってしまいそう…

          英語多読:Magic Tree House #1 まとめ

          鉄雄の体の変化から感じる生命力と儚さ

          そういえば2023年の1投稿目は、映画『ブレードランナー』の感想だった。 そして2024年の1投稿目(…というか、2024年に観た映画1本目)は偶然にも『アキラ』だ。 いつか観よう観ようと思いつつ、なんとなく観ないまま40歳の背中が見えてきた今日。 夫がバイクに乗ってくると家を飛び出した元日の午後14時から、ネットフリックスで視聴。 いや〜…1988年にこんなアニメ映画が作られていたのかと驚いた。 鉄雄の体が暴走し、筋肉一つ一つが意志を持ったかのように膨張していく様を

          鉄雄の体の変化から感じる生命力と儚さ

          ふってきた話が気づけばやってみたいに変わっていた

          今年もあれやりたいこれやりたいと、ふわっと浮かぶ思いを形にできないまま、溜め込んだような1年だった。 でも1年ごしにフリーランスに戻り、やりたいと予想してはいなかった新シお話をちょこちょこいただき、それがいつのまにかやってみたいことに変わっていて、「やったことないけどやってみます」という言葉を積み重ねていたら、たまねぎがうすい層を増やしていくように、気が付かぬ間に少しずつ数ミクロンくらい、成長していたような気がする。 つまりはあれです。 自分のうちにやりたいという思いがあ

          ふってきた話が気づけばやってみたいに変わっていた

          クーラーで冷えた体を救う。ポカポカ温まるおすすめ入浴剤2選

          冷房が効いている場所が少しずつ増え、 冷えを感じ始めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 体が冷えると血流が滞り、体内の異物と闘ってくれる白血球のパトロール力が下がるそうです。 つまり、体温を下げないことは、免疫力を維持するうえでも大切。 暑い季節はついシャワーで済ましてしまいますが、 浴槽に浸かることで体温を上げることができます。 代謝がアップするのも魅力。 そこで、万年冷え性、冷えすぎてPCのキータッチにも支障がでがちな私が、 実際に試して良かった、体がポカポ

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          人は愚かで愛おしい。山田詠美『トラッシュ』

          山田詠美はやはりとんでもない作家だ。 この1冊の本に人と人が(恋愛関係においてだけではなく)付き合っていく上でのあらゆる哲学が詰まっている。 読んでいて何度ドキッとさせられたことか。 唸らされたことか。 彼女の懐の深さがよく表れている。 この人は暴言を吐きながら、過激な言葉を使いながらも 人を愛する方法を、心で人と付き合う方法を教えてくれる。 人間のダメさをやさしい眼差しで包んでくれる。 10代の頃に読んで、何度も読み直したくなる1冊。 人間ってとても愚かで、愛お

          人は愚かで愛おしい。山田詠美『トラッシュ』

          いつも冬の空気が漂う/小川洋子『刺繍する少女』

          小川洋子の本は、いつ読んでも小川洋子だ。 『刺繍する少女』を読みあらためて感じた。 「不思議ワールド」という点では、梨木果歩と同じだが、 小川洋子には、梨木香歩にはない独特な冷たさ、ひんやりとした残酷さがある。 残酷とは、血生臭いことのみを指すのではない。 彼女の作品には、ひっそりと、自己主張することなく、でも確実にそこに存在する。 静かな残酷さがあるのだ。 作品には、いつも冬の空気が漂う(それ以外の季節を舞台にしたとしても)。 特に印象に残っているのは、「時」を司

          いつも冬の空気が漂う/小川洋子『刺繍する少女』

          冬の思い出

          年末実家に帰省して、浴室の汚さに驚いた。タイルの目地には黒々としたカビが、脱衣所と浴室の間のドアのガラスには石鹸垢が広がっていた。 実家を出て5年以上経つが、住んでいたときもこうだったのだろうか。それとも、私が出てから父と祖母が手入れをしなくなったのか。近すぎると見えず、離れて初めて気がつく、ということは往々にしてあるから、実際のところどちらなのかはわからない。 久しぶりにまじまじと見た我が家が、まるで、過疎が進む街を映し出すドキュメンタリー番組に登場する住人を失った家の

          冬の思い出