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『あなたにしか書けない』より、ひびく言葉。


“あなたにしか書けない文章がある”

いつか、だれかが言った言葉。

たしかにそう、
その通りなんですけど、

わたしの書く原動力は
これではないんです。


◆同じようなこと書いてるひとはたくさんいる


この広いネットの海を見ていると、

やっぱりね、
同じようなこと書いてるひとって
すでにいるんですよ。


どんな仕事でも、競合とか、
ライバルとかはたくさんいるわけで。


「だいたいのことは、すでに
   ギリシャ人が考えてる」のように、


どんないいことや
ささいな日常のことでも
内容がかぶることはあるし、

それが何かの本から得たことや、
誰かの言ってたことなら

なおさらです。


たまに、
「これはこの人しか書けないな」って
心から思うことはあるけれど。


 それでも、

“あなたにしか書けない文章がある”


これはわたしには、
まぁ、そうなんだけど…って感じで

何故だかしっくりこないんです。


◆わたしが書く理由


でも、それでもわたしは、

書きたいものがあるなら
気にせず書いていい
と思います。


ある程度
書いたり読んだりしてると、


(あっ、このテーマこの人も書いてる)

(えーー、こんな素敵なのが
   もうあるじゃん)

(すごい人がもう書いてるし、
   わたしが書く必要なくない?)


ってなること、ありませんか?


そんなとき、わたしを
支えてくれるのはこの言葉です。

"あなたの言葉じゃなきゃ、
  響かない人がいる"



すごい人が書いた文章で、
響くひとはもちろんいます。


でも、そのすごい人の文章では
響かなくて、

わたしの文章なら響くひとがいる。


そして、わたしの文章では
響かないけど、

あなたの文章なら響くひともいる。



そして、同じひとでも、

そのときの状況によって
響く文章はどんどん変わっていきます。


"あなたにしか書けない文章がある"

"あなたの言葉じゃなきゃ、
  響かない人がいる"

どちらも、同じことを
言っているのかもしれませんが、

わたしに響く表現は、
後者なんです。


どれだけネガティブな文章だって、

「わたしだけじゃないんだ」って
共感してホッとするひともいます。



また、昔のわたしと一緒だな、
自分も辛かったな、って


だれかの人生の肯定に
つながることもあります。


あなたにしか書けない、
自分にしか書けないことなんか
ないのかもしれない。


でも、あなたの『経験』や
『想い』がのった文章は、

間違いなく、だれかには響くんです。



なので、たとえだれかが
自分の書きたいテーマを
すでに書いていても。


響く相手が違うから、
よし、書こう。

そう思えるように
やっとなったよー!って話でした。




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