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表のメッセージと、裏のメッセージ。


直接そう言われたわけじゃないけど、

なんか心にチクッとひっかかってる
ことってないですか?


今日は、言葉には

表のメッセージ
裏のメッセージがあるんだよーって話です。


◆出かけるたびに「大丈夫?」と言われて育ったわたし


たとえば、

初めてのおつかいに行く
子供をイメージしてみてください。


そのとき、大人が出発前にかける

「ひとりで大丈夫?」
「忘れものはない?」という言葉。



表のメッセージとしては、

心配している、
あなたにもしものことがあったら困る


こういうやさしさです。


わたしも小さいころはよく、
心配症の母から言われていました。


でも、
「大丈夫?」っていわれるたびに、

じつは心のどこかで

『わたしは、一人じゃ何にもできないんだ』

『信頼されてないんだなぁ』

と受けとっていました。



とくに、わたしをふくめた
繊細なタイプのひとは、



この裏のメッセージのほうを
強く受けとっちゃいます



そして、

やわらかい粘土に
スタンプで押されたみたいに、

型としていつまでも残っちゃうんです。


ほかにも、

一人で遊んでる子に
「みんなと遊ばない?」とか、

太っているひとに
「やせたらキレイになるのにね」とか。


表のメッセージでは
応援にみえますが、

裏のメッセージでは、
『あ、今のままの自分じゃダメなんだ』で

伝わります。



これ、言葉にはなってないけど、
小さく小さく、

地味ーーーに
蓄積されていくんですよね。


で、あとから
ズーンときます。


◆裏のメッセージは、そのひとの価値観


わたし自身が
そういうタイプでしたので、


そう受け取るなって言われても
ムリなのは、百も承知です。


でもね、ひとつだけ
覚えておいてほしいのが、


裏のメッセージには、

その言葉を発したひとの
価値観が、つよく反映されてる

ってことです。


たとえば、

一人でいる子にかける
「みんなと遊ばない?」なら、

子供はみんな仲よく遊ぶのが
当然いいよね、っていう価値観です。

(一人でいてもOK!な価値観のひとはほっといてくれたり、寄り添ってくれます。)



「やせたらキレイになるのにね」は、

やせてるほうが当然キレイだよね、
って価値観です。

(どんな体型でもOKな価値観のひとは、人の体型に口出ししません。)



「ひとりで大丈夫?」は、

本当はそんなことさせたくない、
だってわたしは何が起こるか
わからないのは怖いし、
まだまだ早いと思ってる!です。

(心配症なひとって、相手を見ているようで、じつは自分のことしか見ていません。)


こんなふうに、

言葉にはなってないけど伝わっちゃう
裏のメッセージって、

その人の『こうあるべき』が
めちゃめちゃふくまれてたりします


なので、もし自分が

裏のメッセージを
受け取ってたことに気づいたら。


それは相手側の価値観とか、
相手のほうの課題なんだなー
、って

変換してみると、

自分のココロを守りやすくなります。



わたしもまだまだ
言っちゃうことはありますが、


それでも、子供たちには

「いまのあなたで大丈夫だよ」
「信じてる」って

伝えていきたいなって思ってます。


今日もありがとうございました。

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