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顔から火が出るほど恥ずかしかった
顔から火が出るほど恥ずかしかったのは、父。
勤務先のエレベーター内で同僚に言われたのだという。
「お前の娘、不登校なんだってな。」
母はこの話を私にしたのだ。笑いながら。
なぜ、母が笑っていられるのか分からなかった。
「私は恥ずかしい娘なんだ」
学校に行かないことにしたのは葛藤があり、主張があったからだ。
でも、そんなことは両親にとって重要ではなく
「私は恥ずかしい娘なんだ」
顔から火が出るほど、人に知られたくないほど。恥ずかしい存在なんだ。
「悲しいなぁ」
父さんに恥ずかしいと思われて 悲しいなぁ。
母さんに笑われて 悲しいなぁ。
親に言われてショックだった言葉たち。
ショックだったシチュエーションも一緒に濃く残る。
親に恥ずかしい存在だと思われ
「悲しい」と感じた私は、その後どうなったのか。
![](https://assets.st-note.com/img/1668472899871-Ep9lXLWYXL.png?width=800)
ふさわしくなければ、ならない。 と決めたのだ。
「父さんの思う理想的な娘に いつかは、ならなくてはいけない」
今の私は、恥ずかしい存在なのだから。
このままの私は、価値がないのだから。
恥ずかしい存在なんだから。
学校の大人が私の話を聞いてくれなくても、殴られても、
私をみるなり、目の敵と睨んでくるような人達しかいなくても
それでも、親にだけは味方でいてほしかった「分かってほしかった」
恥ずかしいとは思ってほしくなかった。
悲しくて、悲しくて、辛かった私は。
心を閉ざすことにしました。本音は両親にも話さない。
私の気持ちを話すことは2度としない。
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どうして、心を閉ざすことにしたのか?
それは、壊れてしまうから。
私のまんま、正直に本音や思いを話して、恥ずかしいと思われたら。
もう、耐えられない。価値がないと思われたままでこの先。
もう、自信がない。生きていく。
こうして、自分を両親にさらけ出す事なく生きていくことになった。
ディフェンディングして、常に盾を持ち続けることになった。
分かってほしかった。理解してほしかった。
↓
分かってもらえなかった。悲しかった。
↓
自分を守るために、本音を隠した。
![](https://assets.st-note.com/img/1668473159098-vn2gYP7bSP.png?width=800)
ふさわしくなければならない。
立派でなければならない。
〇〇でなければならない。というルールは
鬱の人の頭の中をぐるぐるしていたりする。
長くて重たい紐のように、縛り付けていたりする。
その紐がどうやってできたのか?
どうして巻きつけることにしたのか?
そこには、
見ないようにしてきた。
守ってきた自分がいたりする。
真っ暗闇で、全く光が見えない時。
光というヒントはそんなところにも、あるかもしれない。
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