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2022.12.15:さいきんのさりげなく

前回のさいきんのさりげなくの投稿からもう早くも3ヶ月が経ちました。
編集部かのこです。和歌山に向かう電車の中で、『さいきん』を振り返っています。それでははじめましょう、はじまります。さいきんのさりげなく〜!

植田楽さん:作品がEテレに登場。

紙とセロハンテープで生き物をつくる作家、植田楽さんのお知らせです。
今年参加させていただいた、2022.2.5(土)ー4.10(日)PLAY! MUSEUM(東京・立川)どうぶつかいぎ展を、Eテレの企画で再度取り上げていただけることになりました〜!

『どうぶつかいぎ』の物語の1場面<動物ビル>

ケストナー『どうぶつかいぎ』の物語の1場面<動物ビル>を、造形作家として担当した植田さんの作品も放映される予定です。お時間のある方ぜひ、ご覧ください。

ETV特集 子どもたちのために
▽絵本「動物会議」で戦争を語りあう
[Eテレ] 2022年12月17日 午後11:00 ~ 午前0:00 (60分)

*さりげなくでは、本をつくる以外の編集者業務も行っております。
詳しくはリニューアルしたウェブサイトで。

植田楽さん:西脇市岡之山美術館での展示が2022年12月24日〜スタート🦕


楽さんのお知らせが続きます。大きい作品から小さい作品まで、全17作品の展示をさせていただいております。岡之山美術館は、美術家の横尾忠則さんが監修されていて、今回のポスターも横尾忠則さんはじめとするデザイン事務所のデザイン。かっこいいポスター。近畿圏のお近くの方、ぜひお立ち寄りくださいませ。
※会期中の在廊は予定しておりません。ご了承くださいませ。

空を飛ぶケツァルコアトルス

また1月中頃から京都のkitさんにて展示を予定しています。約100点の作品が並びます。展示中に作品もご購入いただけますので、お知らせの続報をお待ちくださいませ。

rekkoさん:やぶる うまれる絵本 出版時期変更

打ち合わせ中のおやつが綺麗に並びました。

12月を目標にしておりました、『やぶる うまれる絵本』ですが、
何度も試作と実験を重ね、出版時期を遅らせることになりました。
楽しみにしてくださっていた方、もう少々お待ちください〜。

おそらく、2月から3月には!!!ワークショップや『やぶる うまれる絵本』も作者のrekkoさんと企画しています。それはそれは楽しみだらけです。ちなみに、試作会のあとは、いつも机の上が紙だらけになります。

ヤマモトケイスケさん:長湯文庫第二弾

こちらも出版が遅れております、、、、!お風呂で読む本長湯文庫の第二弾。ゲームブックなので、フローチャートというものを編集用に用意いただき、編集中。(風呂の話なので、フローチャートならぬ風呂ーチャートです。)2月26日のふ〜ふろの日。2月6日のふ・ろの日を目指しております。
お風呂の心地よい季節に出版したい!と意気込んでおります。頑張るぞ。

10月KITAKAGAYA BOOK FAIRをふりかえる

写真:yutaroさん

10月末に行われた、KITAKAGAYA BOOK FAIRに出店させていただきました。実は、出版社を始める前からお客さんとして足を運んでいたブックフェア。憧れのブックフェアです。起こさないでくださいの挿画を担当してくださった朝野ペコさんとも数年前ここで再会したことをきっかけにご依頼にいたりました。(という個人的にはなんとも感慨深い思い出)装丁家の矢萩多聞さんが出られるということでちょうどその話のときに偶然取材で居合わせ。。。多聞さんにあれこれこのイベントの想いを熱弁し(勝手に)同じブースにて、出られることになりました。多聞さん本当にありがとうございます。

・嬉しいこと①コロナでご挨拶できていなかった書店さんにも直接、ご挨拶ができました。・嬉しいこと②この本持ってます、気になってました。とお客さんの多くから声をかけていただいたこと。・嬉しいこと③この本もってるけど、この本も知ってた。これもさりげなくだったんだと聞かれたこと。

一貫性がないということが強みになるんだなぁと気付かされました。改めて、ありがとうございました。

さいきんのさりげなく、いろいろ

・さりげなくサイトのリニューアル2月を目標に制作中です。出版社という顔以外の側面もあることを伝えられるよう模索中。

・2023年2月でようやく株式会社さりげなく、3年目突入。まだ3年なのか〜という感じ。

・製本教室、順調に進んでおります。手で本というかたちをつくるのはとにかく楽しい。2023年は複数冊同時に手製本の本を作る練習をして、2024年には販売を検討しています。来年度の製本教室も村上製本さんと企画中。

・先日、育休中の古本さんと話をして2023年度には編集と装丁の教室の第二期をひらくことになりました。内容も1期と異なり、つくってはやめる、つくってはやめるの繰り返しをより行う内容を考えています。楽しみです。
お知らせは、春ごろになりそうです。

 ・さりげなくのシュッパン部門より、新しいシリーズを企画中です。さりげなくのシリーズものというと、長湯文庫シリーズ、仲西森奈さんのショートスパンコールシリーズなどなどとありますが、全国流通も視野にいれた『人文書のシリーズ』を企画しています。

人文書とは人文科学に属する種類の本であるとみなされてきた。すなわち、哲学・思想、宗教、心理、教育、社会、歴史の六つの大ジャンルに属する本が、「人文書」とされてきた。

http://www.1book.co.jp/000503.html

らしい。さりげなくの本作りとして、以上の項目は全て物語に内包されていると思っています。作家の視点を通して、それらを見てきたり考えてきた感覚です。一方で『人文書』というジャンルに、個人的にも学びの視点が多くたくさん読んできました。物語の中からそれらの視点を見つけたときと、人文書を読んでいる感覚は異なるものがありますが、どちらにもグッとくる感覚があります。人文書にも答えはなくその作家や周辺の個々の物語が溶け込んでいて、迷いがみえ、曖昧な考えがあってこそ豊かさを生み出せる世界観は物語とさして変わらず同じのような気もします。具体と抽象を行き来しているような?ちょっとうまく説明できないんですが、私たちのような出版社が『人文書』というジャンルを見据えながら、編集装丁したらどんなものになるだろう。とも考えるとわくわくするし、一緒したい作家さんもいます。企画といっても、数日前にようやく言葉になりだしたという感じなので、まだ全然まとまっておらずなのですが。(まとまったことなど一度もない😱)定義のことも、あまりよくわかっていないので、ちょっと考えていきたいなと思っています。
・考えることいっぱいありますね。書いていたらお腹が空いてきました。

以上!さいきんのさりげなく、でした。
みなさん良いお年を〜。

(編集部かのこ)


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