「コンセプト」で魅力を力強く伝えていく(「魅せ方」レッスン:第7回)
ハンドメイド作家としての私のコンセプトは「amulet accessory」です。
このコンセプトを大切にして、前面に出して作家活動をしています。
コンセプトがあると作品の世界観をブレにくくなり、作家として向かいたい方向、やりかたったことを忘れないで居られるようになる。
今回のレッスンのテーマは「コンセプトの考え方」。
何かお役に立てたら、嬉しいです。
【 これまでのレッスン 】
第1回:マインドを整えるとハンドメイドも整っていく
第2回:ハンドメイド作家として「SNSを使う」ということ
第3回:「私なんか、まだまだ…」から抜け出したら、世界が変わった
第4回:「私は、プロ」という気持ちが、すべてを変えた
第5回:「sarari」のブランディング方法
第6回:ブランディングは「統一感」で演出する
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「amulet accessory」の根っこには「私のジンクス」がある
普段は「あなたの背中をそっと押してくれる、意味を纏うお守りアクセサリー」という言葉をよく使っていますが、この言葉の根っこにあるのは「amulet accessory」というコンセプトです。
「amulet」とは「お守り」という意味で、それは私が今までずっと、アクセサリーに自分だけの願いを込めて、お守りのように身につけていたことが由来しています。
私はオシャレの為にアクセサリーを買うことがあまりありません。
最近の自分に気合を入れるためとか、何か成し遂げたい目標が出来たからとか、「理由」が出来た時にアクセサリーを買うんです。
実はこれ、私が持っている「ジンクス」でもあります。
「何か頑張りたいことが出来た時に、ちょっと奮発してアクセサリーを買う」
例えば毎日身につけている十字架のネックレス。
これは、今のパートナーと入籍する前に購入しました。
人と会うこと、話すことが苦手な私にとって「結婚」は、すごく気合の必要なことだったから。
結婚式はしないとしても、両親の顔合わせや、彼の実家で親戚の皆さんと食事会をしたり、婚姻届けの証人の欄をお義母さんや父に書いて貰いに行ったりしなれけばならない。
ひとつひとつクリアしていくのは、私にとっては想像以上にハードなことだったんです。
両親の顔合わせの準備をする段階でそのハードさに気付いた私は、「これは、気合を入れなくては」とアクセサリーを買うことを決めました。
珍しく1人でアクセサリーショップへ行き、じっくり品物を見て、店員さんに色々教えていただきながら、最後には試着までして。
そして「気合入れて、頑張るぞ」と気持ちを込めて、身につけ始めました。
鏡を見るたびに首元でネックレスが輝いて「よし。頑張るぞ」と思わせてくれるから、ハードな準備も乗り越え、入籍することが出来ました。
こんな風に私は、私のジンクスに基づいてアクセサリーを身につけているんです。
そしてその思いを、「amulet accessory」というコンセプトに込めました。
「sarari」のコンセプト変遷 ① 作家を始める前
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