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日常に「好き」をちりばめる

「sarari」の世界観を作っているのは、作家である私です。

私の感性がそのまま「sarari」になるので、曇らないように、そして、さらに自然体のままで美しくなれるように、毎日丁寧に磨くようにしています。

でも難しいこと、すごいことをしている訳ではなくて。

「私は、これが好き」を、日常にちりばめているだけ。

これは感性を磨くだけではなく、やればやるだけ毎日が楽しく、愛おしくなる方法でもあります。

今日のテーマは「私の感性の磨き方」。

何かお役に立てたら、嬉しいです。


「あなたは何が好きか分からない」

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ここでちょっとだけ、「私は、これが好き」という感覚が分からなかった頃のお話をします。

私はほんの2年ほど前まで、友人だけではなく、家族にまで「何が好きなのか、分からない」と言われるような人だったんです。

その原因は「私は、」で考えることが出来なかったこと。

「皆は私がこれが似合うと思っているはず」という風に、「私が何を好きか」ではなくて、「自分のキャラクターに合った物」を選ぶことが普通だったんです。

だから本心では「もっと可愛い服を着てみたい」と思っていたけれど「私は大人っぽい服の方が似合うキャラだよね」と、パンツスタイルが多かったり、ジャケットをよく着ていたり。

「ピンクの小物(ポーチなど)を使ってみたい」と思っていたけれど、「私は青系のイメージだよね」と、青や緑などの寒色系の小物を選んでいました。

当時の私は「皆が、私をこんなキャラクターだと思っているから」と強く思い込み、そのキャラクター通りに生きようとしていた。

だから、本心を採用することが出来なかったんです。


「キャラクター」を捨てて、「私」に戻る

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かつての私のキャラクターは「しっかり者」「真面目」「優等生」と言われることが多かったんです。

そして、その言葉のイメージ通りに生きようとしていた。

当時は何を決めるにも心が重かったように思うのですが、今は「本心」に重点を置いて生活するようになって、とても軽やかに決められるようになりました。

実は一度、心を壊してしまったことがあって、それを直しながら「私は、これが好き」と、言えるようになっていったんです。

一度壊れたから、私が、「私」に、「私は、これが好き」と言うことを、許せるようになりました。

本心に従うって、とっても心地が良いです。

すごく軽やかで、心がふわっとやさしくなります。


「私は、これが好き」

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「私は、これが好き」と言うようになったのは、2年ほど前のこと。

うつ病をきっかけに、人生を生き直そうと決めた頃からでした。

「図書館に行くことが好き」

「スターバックスでのんびり読書するのが好き」

「ひとりで家にいることが好き」

当時のそれらは確かな感覚ではなくて、「そういえば、好きなのかも」というあやふやなものでした。

でも、それが私の「好き」の第一歩。

文字通り「人生を生き直す」第一歩でもあったと思います。

そういえば、あの頃の私は青系か、モノクロの服ばかりを着ていました。

妹にしょっちゅう「もっと明るい色の服は着ないの?」と言われていたくらい。

クローゼットの服の色は、持ち主の「心」を反映していると言いますし、あの頃の私の気持ちはいつも暗く、重かったのだと思うのです。

でも、自分の「好き」を許せるようになってから、服の色も随分変わりました。

黒い服は半分以下になり、あの頃まったく持っていなかった花柄や、カラフルな刺繍がほどこされた洋服がどんどん増えているとこです。


「好き」を日常にちりばめる

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今は、「私は、これが好き」という気持ちで決めることが当たり前になりました。

例えば、今着ている鈴蘭柄で淡い色のカシュクールワンピース。

毎日でも履きたくなるニューバランスの白いスニーカー。

厚みがあって口当たりがやさしいマグカップ。

ローズマリーとレモンがブレンドされたアロマオイル。

光の反射が美しいグラス…。

どれも「私は、これが好き」という気持ち、「心」に従って選んだものばかりです。

それらを日常にちりばめて生活すると、少しずつ、毎日が愛しくなってくることも知りました。

どんどん身の回りに「好きなもの」が増えていく。

それってとても楽しいことだったんです。


「好き」に正直になること

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ちょっとしたことであっても、「これでいいか」という妥協はしないようにしています。

朝は何を食べるのか、今日は何を着て過ごすのか、どんな音楽を聴くのか…。

「これじゃなきゃダメ!」とガチガチにこだわるのともまた違うのですが、

「今朝は、あれが食べたい気分」
「今日はリラックスしたいから、あのワンピースがいいな」 「のんびりした気持ちだから、音楽もやさしいものにしよう」

など、その時々の「あれがいい」「あれの気分」を採用していくんです。

私の感性の磨き方は、たったそれだけ。

美術館に行くとか、映画を見るとか、「何か特別にやる」ということはありません。

日常に「好き」をちりばめるだけなのですが、「私は、これが好き」という感覚は、私にしかない、大切な感性です。

それを大切に尊重することが、私にとっては感性を磨くことになります。

毎日続けることで「sarari」としての世界観がさらに構築されていくだけでなく、生活の中に「好き」を感じるポイントが日に日に増えていくので、毎日が楽しくもなる。

「私は、これが好き」という気持ちを採用することは感性を磨く方法でもあり、毎日を楽しくする方法でもあるので、今日もコツコツ、日常の中に「好き」をちりばめています。

さて、晩ごはんは何を食べようかな…?

今日はお肉の気分なので、そうしようかなと思います。(お腹すいてきた!)


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