見出し画像

ときどき何かしら、「仕事」のつくような料理をします。

一番大変だったのはトマト(5kg)の時。

今年の手仕事は、生姜。

きっかけは、アニメです。

聖地巡礼をするくらいにはハマっている「ゆるキャン△」です。

たしか3期の10話だったでしょうか。

「サラトガ・クーラー」というノンアルコールカクテルを作る話が出てきました。

実はアニメは見たものの、そのカクテルの話をすっかり忘れていたのですが、知人と話していたら「そういえばさ」とカクテルの話が。

気になったらすぐ調べる性格のため、まずアニメ内での作り方を検索。

しかしヒットせず、代わりに本来の作り方を検索。

ジンジャーエール、シュガーシロップ、ライムジュース、炭酸水で作るとのことでしたが…「炭酸水以外、どれも我が家には無い…」。

そこで思い出したのは、たまたま冷蔵庫に生姜とシクヮーサー果汁(100%ストレートのもの)があったこと。

「全く同じではないけれど、『っぽいもの』はできるのでは?」

そう思い立ったことがきっかけで、私は台所に立ったのでした。

準備するものは生姜と、生姜と同量の砂糖・お水。

生姜はスライスして鍋に入れ、砂糖とよく和え、ときどき混ぜつつ30分ほど放置。(理由は分からないのですが、アップルジンジャーシロップ作りの時もこうしているので、同じ要領でやることにしました。)

30分経ったら水を注いで火にかけ、沸騰したら弱火で10分ほど煮詰めます。

最後にお好みでレモン果汁(私はシークヮーサー果汁があったのでそれを)を適量加えて混ぜ、粗熱を取ったら完成です。

好きな工程があります。

スライスした生姜と砂糖を混ぜるところ。

最初は生姜がさらさらの砂糖をまとっているのに、時間を置くとだんだん生姜から水分が出てくる。

それを見ている時間が好きです。

トマトの時もリンゴの時もそうでしたが、「時間が作ってくれる料理」が好きなのかもしれません。

30分も経てば生姜からたっぷりの水分が出て、今回は小鍋の底から1cmくらいまで水分が出ていました。

生姜がまとっていた砂糖の粒はほとんどどこかに消え、生姜から出た水分とよく混ざって、それだけでもシロップのよう。

暑い暑い夏の日に取り組んだ、普段作らない料理。

気分はまるで自由研究です。

ちなみにシロップに使った生姜はそのまま食べると辛かったので、私は料理に使うことにしました。

シロップ漬けの生姜と、ミツカンのカンタン酢(やってみてはないですが、普通のお酢でもいいと思います)、それから少しのお醤油だけで、美味しいお肉料理が出来るのです。(参考にしたのはこちらのレシピ。)

生姜シロップは使い切ったら作り、使い切ったら作り…を繰り返しているところ。

今年は、生姜のお世話になりそうです。


sarari


私の活動に関心を寄せていただき、ありがとうございます◎サポートでお寄せいただいたお金は、作家活動費として活用させていただきます。