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【ハンドメイド】自信と結果の前に、必要なこと

こんにちは、sarariです。

ハンドメイド作家をしていて、こんな思いに駆られたことが何度もありました。

「作品が全然売れないから、自信がつかないよ…」
「もっと売り上げが伸びて、人気になったら、自信がつくのに…」
「誰にも購入してもらえない私の作品って、価値が無いのかな…」
「私のつくっている物って、誰にも必要とされない、しょうもない物なのかも…」

もし今、過去の私に会えるのなら、私は、こう言ってあげたい。

「あなたの作品には世界にひとつの価値があるし、自信も結果も、気持ちを整えたら後からついてくる。だから、大丈夫だよ」って。


「作品に価値が無いのでは…」を変えてくれた出会い

「価値が無いから、売れないのかな」
「デザインが良くないから、ダメなのかな」
「私の作品って、しょうもないものなのかな…」

そんなことを何度も何度も考えました。

そんな時読んでいた、とあるブロガーさんの記事。

一言一句覚えている訳ではないのですが…こんなことが書いてありました。

『せっかくうちの店に来てくださったのに、すみません…。私、自分のコーヒーにあんまり自信ないんですよ…』というコーヒーショップ
『コーヒーが大好きで、お店まで出しちゃいました!自信作のコーヒーです!ぜひ飲んでみてください!』というコーヒーショップ

どちらのお店のコーヒーを飲みたいと思いますか?

ドキッとしました。

私がやっているのは、まさにこれだと。

当時の私は、「まだまだ始めたばかりで右も左も分からない中つくった作品で自信が無いんです…。それなのに目を留めてくださってありがとうございます…」という姿勢でSNSやネットショップ、そして、大切なお客様に向き合っていたのです。

そして「これってお客様にも、頑張って活動をしている自分にも、失礼だ」とも、気が付きました。


魔法の呪文は「私は、プロ」

それからの私は、こんな風に考えるようになりました。

「ネットショップやSNSで作品を見てくださったり、お気に入りをしてくださったり、購入してくださったりするお客様は、私の作品に『価値がある』と思ってくださっているから、見たり、購入したりしてくださっているはず

「それなのに作品をつくっている私が『私の作品には価値がない』と思うのは、『価値がある』と思ってくださるお客様に対して、とても失礼なのでは…?

「まだまだハンドメイド作家として新米で、全然人気もない。だけど、心意気だけは、自分の思う『プロのハンドメイド作家』であるべきなのかもしれない!

「私は、プロ」

それは自信が無く、迷いや落ち込みと日々闘う私にとって、魔法の呪文となりました。

誰かに聞かれるわけでもない、心の中だけで唱える呪文です。

SNSを更新する前にも、「私は、プロ」。

ネットショップに新作をアップする準備中にも、「私は、プロ」。

お客様とメッセージのやり取りをしている時も、「私は、プロ」…。

心の中で、そう唱えるだけ。

それだけで背筋がしゃんと伸び、自分の作品に少しずつ、胸を張れるようになっていきました。

そして「プロのハンドメイド作家さんなら、きっとこうする」「プロなんだからお客様を不安にさせないように、もっとこんな工夫をしてみよう」と色々なアイディアも出てくるようになり、ネットショップやSNSなどの表に出る部分にも、変化が見られるようになっていったのです。


自信はあとからついてくる

私は、まず自分の気持ちを整え、その上で行動をしたことで、「私の作品にも、価値がある」と思えるようになり、自信もついていきました。

そして少しずつ、結果も伴うようになっていった。

そう。

「自信や結果があるから、作品(ブランド)に価値があると思えた」のではなく、「作品(ブランド)に価値があると信じたから、自信も結果もついてきた」のです。

しかし、意識が一瞬でガラリと切り替わったわけではありません。

何度も「やっぱり私には価値が無いんだ…」という思考に戻りそうになったし、戻ったことも何度もありました。

意識が戻ると、行動も「価値のない私モード」「自信のない私モード」に戻り、また「私なんかの作品、誰も欲しいと思ってくれないんだ…」というスパイラルに逆戻り。

そして、結果も出なくなる。

そんなことを繰り返した私は、ある「対策」を取ることにしました。


自信をつけるための「対策」

「『まだまだレベルの低い作品なんです…』と思いながら作品をお客様に見ていただいたり、お届けしたりするのは、お客様に対して失礼なのかもしれない」
「せめて、意識だけでもプロであるべきなのかもしれない」

そんな気付きから、「私は、プロ」という魔法の呪文を唱え始めた私。

しかし頭の中、心の中だけで決意しても、その決意は時間の経過と共に忘れてしまうものでもありました。

例えば「ダイエットしよう!」と決意したとします。

最初の数日は頑張れても、時間が経つと「今日くらい、アイスを食べてもいいかな」「今日は疲れたし、筋トレ休んじゃおうかな」などと考える、「今までの自分」が顔を出してくる。

そうしていつの間にか「ダイエットしよう!」という決意は忘れ去れていく…。

私の意識改革(自信をつけるための工程)は、それと同じことを幾度となく繰り返しながら進められてきました。

そんな失敗を繰り返した私は、意識が逆戻りしないように「対策」を取った。

それが、自分のハンドメイド作家としての行動指針を書いた「私だけのクレド」と、人に対する恐怖心をぬぐい、お客様と良好な関係をつくるための「ペルソナカード」を書くこと。

今の私があるのは、このふたつのカードのお陰です。

「私だけのクレド」には、「理想のハンドメイド作家像」や「こんな人生を生きる」という決意、理想などを、アイディアをまとめておくような感じで書いています。

「ペルソナカード」には、お客様やブログの読者様などが「こんな人だったら嬉しいな」という人物像を、思い切りわがままに、自由に書いています。

どちらのカードにも共通するのは「こうだったら、私はストレスフリーに活動ができる」と思いながら、書いているということ。

自分だけが見るカードなので、何の遠慮も心配もいりません。

使い方も簡単で、それぞれのカードは手帳に挟み、何か行動をする前にちょっと眺めだけ。

「私だけのクレド」は自分に決意や理想を刷り込み、「私は、プロ」という魔法の呪文どおりの行動するために眺めます。

「ペルソナカード」は、人への恐怖心が強い私のためのものなので、SNSやお客様と向き合う時に見て、「お客様やブログを読んでくださる方はきっとこんな方だから、安心してやり取りさせていただこう、記事を書こう」と気持ちを落ち着けたい時に眺めます。

「書くだけ」「眺めるだけ」のこの小さな習慣。

しかしそれをコツコツ地道に続けてきたからこそ、今の私があるのです。

(それぞれのカードの書き方、解説などはこちらの記事で↓)


どんな作品にだって、価値がある

最後に、お伝えしたいこと。

それは

「あなたの作品には、価値がある」

ということです。

誰が何と言おうと、私はそう、断言します。

似たような作品があるかもしれません。

同じような作風の作家さんがいるかもしれません。

でもそれは、問題じゃないのです。

だって、「あなた」は世界にひとりだから。

そんな「あなた」がつくる作品もまた、この世界にひとつだけ。

価値も、魅力も、たっぷりとあります。

私がそれに気付いた時、

「本当に考えるべきなのは、星の数ほどの作品があるハンドメイドという世界、星の数ほどの発信があるSNSの中で、どうやって自分の作品やブランドを輝かせるかなんだ」

と思いました。

途方もない作業に思えたこともあります。

でも私は、私を輝かせる方法もまた、星の数ほどあると思うことにしました。

方法を見つけたり、選んだり、作ったりするのもまた「私」。

例えばスイーツバイキングに行ったとして、そこに、たくさんの美味しそうなスイーツがあるように、方法は選べる。

そのうえ、「このプリンにあのフルーツを乗せたら美味しいそう!」とひらめくように、いくつかの方法を組み合わせることだってできる。

楽しみながら自分が輝く方法を選び、ひとつひとつ試し、味わう。

お腹いっぱいになったら少し休んで、また、美味しそうなものを試していく。

私はそうやって、私が輝く方法を見つけてきたのだと、思います。

口に合わなかったものもあるけれど、この世界は、バイキングのようなもの。

方法は、まだまだ沢山あるから、大丈夫。

もし今日私がシェアした考え方、方法が、誰かにとって美味しいスイーツとなったら、嬉しいです。


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