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定食を図解!お皿の上の仲間たち スリランカカレーとは何者だ?#3

毎日カレーってほんと?

わたしがスリランカにハマっていると言うと、よくこんな言葉をかけられます。
「やっぱり、毎日カレー??」

・・・。

この質問、真面目に答えようとすると、結構悩みます。言葉を選びます。長く語ってしまいます。

というのも、これって、
「日本って、やっぱり毎日和食?」と聞かれているようなものだから。

日本は他国と比較しても、いろんな国の(しかもハイレベルな)料理が食べられる希有な国だと思うけれど、自国の食文化である「和食」を、一言で説明するのは難しいですよね。

例えば、煮物ひとつをとっても、出汁を使うもの、使わないものがあり、出汁にも、鰹や煮干しなどの動物性のものもあれば、昆布や椎茸など植物性のものもあります。

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和食の定義をどこに置くかという議論はさておき、
スリランカの食文化について、「毎日カレー?」と聞かれりゃ、確かに毎日カレーです。
しかし、私たちがカレーと聞いて連想する、いわゆる、いろんな具材がひとつの味に煮込まれた、あのカレーライスではありません。
素材、調理法、使うスパイスの組み合わせにより豊富な種類のカレーがあり、それに合わせて作る副菜の「おかず」も変わるんです。

図解!スリランカカレー

今日は、写真を見ながらスリランカカレーを図解してみましょう!

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0時の位置から時計回りに。
(  )内は、スリランカの公用語のひとつシンハラ語での料理名です。

豆せんべい(パパダム)
ココナッツの辛いふりかけ(ポル・サンボル)
ジャガイモカレー(アラ・ホディ)

チキンカレー(ククルマス・カーリヤ)
豆カレー(パリップ)
青菜のあえもの(ゴトゥコラ・サンボル)

ネギの炒めもの(リークス・テルダーラ) 

こんなふうに、ひとつのお皿にライスを中心に主菜となる肉や魚のカレー、サブの野菜や豆のカレー、そしておかずの副菜を盛り付けます。
これまで「スリランカカレーは定食!」と声高に話してきましたが、図解するとなるほどと納得いただけるはず。

出会いは偶然!?必然?? ハーモニーを楽しんで

では、さっそくいただきましょう!

まずは、それぞれ単体の個性を味わって。
次にお隣同士のカレーを少し混ぜて。
次はちょっと離れたところのカレーと副菜を混ぜて。
偶然の出会い!? いえ、必然の出会いのハーモニーを楽しみましょう♪

こんな風にさまざまな味の組み合わせが楽しめ、味に飽きがこないのも、スリランカカレーの魅力のひとつ。
 
それぞれのカレーや副菜の各論は追々していきますので、お待ちください。
ちなみに、この写真では長粒米のバスマティライスを使っていますが、スリランカでは丸い小粒のお米を食べます。お米の話も別の機会にあらためて。

おまけ

図解のライス&カレーは、大阪・南船場の「セイロンカリー」で食した一皿。
スリランカ初渡航から帰国後、スリランカカレー禁断症状に見舞われた時に駆け込んだお店。スリランカ人シェフによる本場の味を楽しめます。

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