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御教え

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金光大神(こんこうだいじん、金光教の教祖)の御教えを,毎日頂きます。
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2020年8月の記事一覧

これをとめるにはおよばぬ

今までは、四つ足は食わぬと教えたが、お上が食わるるようになったからは、これをとめるにはおよばぬ。

 金光教教典
 316頁
 佐藤範雄
 1

おはようございます。

今日から佐藤範雄先生の伝える御教えになります。
佐藤範雄先生は、教祖様の開かれたお道が金光教という教団として成立するについて、大きな功績のあった先生です。

*

わたしは牛肉や豚肉が好きです。子どもの頃、こういったものは大ご

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(正月の)飾りは、おろすにおよばず

正月元日に親が死んで、泣き泣き飾りをおろすなり。その年の飾りというものは、一年中の先行き繁栄を祝うのに、元日から泣き泣き飾りを切りおろして先を待つなり。

万一、はやり病気で家内中寝て、その中で一人死んだら、どうするか。四十九日神様が拝まれねば、後の者はみな死んでも、汚れて(けがれて)おると言うて拝まんか。

よく考えてみよ。死人や汚れた物を、あなたのご地内にいける(埋める)のは、汚れはせんか。こ

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それでも、あなた(神)のご地内は踏まずにはおれぬ

万一死人ある時には、いずれの氏子も四十九日の間は神様へ張り紙をして閉門いたし。神様には手も合わさずして、それでも、あなた(神)のご地内は踏まずにはおれぬ。いろいろにしてご無礼いたし。

 金光教教典
 311頁
 斎藤宗次郎
 26

おはようございます。

死者が出た家は「忌中」に入り、神棚にも半紙を貼って「閉門」する習わしがあります。

そんな時でも神様のご地内=大地を踏まずに生活をすることは

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間引くなら金乃大神様に間引いてもらえ

氏子が子供多いのを間引くのに、同じ間引くなら金乃大神様に間引いてもらえよ。氏子が綿を間引くも同じこと。

まことによい綿を残して、悪い綿を抜いて捨てる道理なり。子供を金乃大神様に間引いてもらうと、まことにできのよい子をお残しくださるなり。

それを、氏子が子供を間引くのは、目をつぶりて綿を間引くも同じことぞや。万事、天地にすがるべし、すがるべし

 金光教教典
 311頁
 斎藤宗次郎
 25

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一時にお治しくださる

願うのに、五体に痛い所があれば、一つずつ願うと別々に治してくださって手間がいるから、五体残らず病気全快を願えよ。一時にお治しくださる。

 金光教教典
 311頁
 斎藤宗次郎
 24

おはようございます。

今日では、内科に行って、耳鼻科に行って、脳神経外科に行って・・・と、病気の種類によってあちこち行かねばなりませんが、この神様は「五体残らず病気全快を願」うことができるとおっしゃいます。

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ご信心いたせば治してくださる

よく末の子に命を取られたと言うけれど、物にたとえると、割木をだんだん重ねて、しまいにつじ(一番上)に一把どっとすければ、みな崩れるも同じこと。末の子ではない。

先前の子を産む時のご無礼が重なりて、しまいの子に命を取られたように言うなり。
末は、血の道、血の道、または、持病、持病と言うて、いずれも難儀しておるなり。

ご信心いたせば治してくださる。

 金光教教典
 311頁
 斎藤宗次郎
 25

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すぐに平生のとおりに枕を下げて寝よ

産人はすぐに平生のとおりに枕を下げて寝よ。

これまでは、七日の間、夜昼座りて、血の道をすまいと思うて苦労しておる。けれど、そのために血の道をしておる。

昔年寄りの教えはやめて、神にもたれてゆけ。

 金光教教典
 311頁
 斎藤宗次郎
 24

おはようございます。

「昔年寄りの教えはやめて、神にもたれてゆけ」の御教えをそのまま実践するのは、時に大変だったとこともあろうと思います。

一般

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すぐに初乳を飲ませよ

水、五香(ごこう)の代わりに、お神酒を飲ませよ。乳へお神酒いただいて、乳をもみ柔らげて、すぐに初乳を飲ませよ。

 金光教教典
 311頁
 斎藤宗次郎
 24

おはようございます。

このことについて「金光教教典 用語辞典」には次のようにあります。

*

(五香とは)数種類の漢方薬を調合した小児用の薬。

当時、産後に出る澄んだ母乳をあら乳(あらちち)といい、毒になるとして捨て、新生児に五香

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子供ができる時に

子供ができる時に

子供ができる時に、月が延びる(妊娠する)と、金乃大神様にお願いし、体の丈夫な子をお授けくださるよう、また親の体の丈夫を願え。

 金光教教典
 311頁
 斎藤宗次郎
 24

こんにちは。

今日からは妊娠・出産についての御教えが続きます。

*

妊娠したらおなかの子どものことも親のことも、体の丈夫を願えとの御教えです。
当たり前のことですが、とても大切です。

お断り願え。許してくださるなり

お断り願え。許してくださるなり

もうこれからは、十人並みの言うことをやめて、月役におると、大神様へ、私は身が汚れましたたらご無礼許してくだされと言うて、お断り願え。

これを幸いに体の毒を洗い流してくだされと言うて願いあげて、お神酒お洗米をいただけよ。これまでの親々代々のご無礼のお断りを金乃大神様へ申して、体の毒を残らず洗い流してもらえよ。おがげくださるぞ。

また、汚れ水(よごれみず)を捨てる時は、あなたのご地内にご無礼な物を

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毎月悪い種をまいてあるから、先では生えるなり

毎月悪い種をまいてあるから、先では生えるなり

下の洗い水を捨てる時には、つぼへ捨てるとか、穴を掘りて捨てるとか、川で洗い来るとか、いろいろに言うて、あなた(神)のご地内にご無礼いたし。

それでも、氏子は神様にさばらねば(触れねば)きんとう(義理堅いこと)のように思うておるけれど、それはきんとうにはならん。

それがご無礼となり、毎月のが重なりて、末では、女が言うことには、血の道とか癪とか、長血(月経過多)とか白血(白帯下)とか、いろいろに言

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大神様にはご無礼いたし

大神様にはご無礼いたし

女が毎月の月役におる時に、いずれの氏子も身が汚れたと言うて神様へ閉門いたし。七日の間、炊き初穂(たきばつほ)も供えず、めいめいだけ食べて、大神様にはご無礼いたし。

 金光教教典
 310頁
 斎藤宗次郎
 23

月役(つきやく)とは月経のことです。

炊き初穂とは、その日に炊いたごはんを最初によそって神様にお供えする物、すなわち御神飯のことです。

ごはんを炊いたら、最初にそのごはんをよそって

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日柄は、両方そろうた日が今月今日なり

日柄は、両方そろうた日が今月今日なり

嫁取り婿取りをする時は、方角が悪いから、おばさんの所へ一夜泊めてもらえと言うて、神様の目を忍ぶがために道を変えて行くけれど、氏子が知らんがかわいそうな。どちらに回りて行っても、大神様のご地内なり。

真一心をもって、この度は嫁をもらいますと言うて願えよ。娘をやらしてくだされよと頼め。

日柄は、両方そろうた日が今月今日なり。これが一番よい日なり。

 金光教教典
 310頁
 斎藤宗次郎
 22

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死人がある時には、なんにも言わずに

死人がある時には、なんにも言わずに

いずれの氏子も、これまでは縁談組む時には、日柄方角改めてするけれど、死人がある時には、なんにも言わずに、あなた(神)のご地内にごっそり持って来て埋めるなり。

 金光教教典
 310頁
 斎藤宗次郎
 22

おはようございます。

日柄方角をみることの手前勝手さを述べておられます。

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今日は御一日です。

日柄がいいとか悪いとかを超えて、毎日々々のおかげの積み重ねがあって今日を迎えさせてい

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