タイ古式マッサージセラピストの悩みの種
24歳から31歳の7年間、タイ古式マッサージセラピストとして働いた。
この7年、色んなことを思いながら、考えながら過ごしてた。
個人事業主になったとはいえ【自由で楽しいフリーランス生活】を過ごしていた感覚はなく、
私のいたサロンは13時〜23時までの10時間拘束されていて、仕事内容も思ったよりハードでした。
暇な時はお客様1人の日も全然あったけど(真冬とか☃️)
10時間は予約があってもなくてもそこに居なければならなかった。
そんな日はいつも心の中で、この時間なんなんだろう…早く帰って自分のことしたい。
と思いながら、体のことや、食生活のことや、心のことを勉強する時間として過ごしてた。
退屈や空き時間が苦手な私は、これは1つ目の大きな壁。
「業務委託って本来そういう働き方じゃないよね!!??」
「施術代だけが自分の報酬で、それ以外の空き時間、お金出ませんよね!!??」
「そもそも10時間って長過ぎじゃーないですか!??」
「わたし、このままずっとここに居れる?こんなにモヤモヤしてて大丈夫?」
「辞めるならいつにしよう。もっと実力つけてからじゃないと入った意味ないしな。指名数とか報酬額とか目標決めてそれまで頑張るか!?」
とかとか…ずーーっと自問自答。(7年の間この繰り返し笑)
ひたすら考えながら、コロナを過ごし、30歳が近づいていくうちに
【自分の時間を自分の自由に使いたい】
【好きなこの仕事をもっと自由に続けていく道へいきたい。】
そう強く望む自分に気づいた。
次のステップを目指すきっかけは、もちろんこれだけじゃない。
エステティシャン→タイ古式マッサージセラピストの大きな違いを感じた時からすでに『私にはこの仕事はずっと続けられないぞ。』と気づいてた。
それは、お客様の違い。
エステは女性専用
タイ古式マッサージは男性がメインのお客様だった。
(サロンに入ってから知った😂)
これは、私の個人の経験で感じたこととしてお話ししてるので包み隠さず言うと、
男性客の中にはメンズエステや下心丸出しの人、変態で怪しい人も沢山いた。
真面目にマッサージと向き合い、癒しを提供したいという思いで働く私にとって、嫌悪感を感じたり、怖かったり、気持ち悪かった。
そういう人に施術をしている時間(もちろん健全なマッサージのみですよ)が苦痛でしかなかった。
「この苦痛は、我慢し続ける必要がない。」と思いながら、自分を見失わないように耐えながら、
”純粋なリラクゼーションのタイ古式マッサージとして受けてくれるお客様”だけに施術をさせていただきたい。と思うように、心が決まっていった。
さらに私の肌の弱さと、綺麗なものが好き。という要素もこの仕事に合わなくて、
もともとアトピー持ちだった敏感肌の私は、男性の硬い肌や毛がすごく刺激として強くて、手荒れがひどくなり治らなくなってしまったり、
個人差大きいですが、体臭や加齢臭も強い人が多く、気持ち悪くなってしまったり、我慢するのがしんどかったところでした。
大丈夫なスタッフは全然大丈夫だし「私だけこんなに無理なの!?」と思っていて、性別で分けたくない気持ちはあるんだけれど身体と心が順応できなかった。
もちろん、男女ともに指名してくれてた大切なお客様達には感謝しかないのですが
日々積み重なるもやもやの種になる重量としては、この気持ちは避けられないものだった。
こんなことをぐるぐる思考を巡らせ続け、私はここでずっと働けないと悟りました。
悟ったらもう次に気持ちは向くので
2度目の転職に向け動き出します。
これが一昨年の春頃の話。
自分の心の声に従い、
本格的な!?セラピスト独立の方向へ進むことになっていった。
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