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ヒルデガルトの症状ミニ辞典~血圧編~

いつも読んでいただき
ありがとうございます。
さおりんです。


中世の時代に修道女で
医学や作曲、薬草など幅広い知識を
信仰と共に教えていたヒルデガルト
という方が症状別によって
説明しているのでご紹介します。


今回は、血圧についてです。


【血圧】
血圧に関するトラブルで最も多いのは
高血圧です。
低血圧は朝から不快なものですが、
高血圧よりも重大な病気は少なく
大抵は気分の問題です。


高血圧は、心筋梗塞や脳卒中を
引き起こすこともあるので、
必ず医師の診察を受けて下さい。


高血圧の症状は、めまい、睡眠障害、
動悸、神経過敏などです。


ヒルデガルトはまだ血液循環について
の知識はありませんでしたが、
典型的な高血圧と頭部の血行障害には、
ナツメグのスープをできるだけ頻繁に
摂るように勧めています。


《ナツメグのスープ》

ナツメグ
Myristica fragrans/Muskatnuss
ニクズク


ナツメグの木は高さ20メートルになる
常緑樹で、桃のような種実には、
よく誤って木の実と呼ばれている種、
すなわちナツメグが
ひとつだけ含まれています。


おもな栽培地はモルッカ諸島と、
アルティル諸島のグレナダ島です。


ナツメグは、中世には
最も高価なスパイスの一つでした。
古くから香料諸島とも呼ばれていた
モルッカ諸島では、
ナツメグの木が在ることを隠していた者
は、死刑に処せられることもありました。


ポルトガル人のあとはオランダ人が、
インドネシアにスパイス王国を築いて、
一定の地域にのみ栽培を許可しました。


100年以上に渡って価格を取り決め、
独占権を守っていました。
現在も、ナツメグの種実が発芽しない
ように石灰をかけて、無許可の栽培を
阻止する方法が採られています。


ただスパイスの王たちも
阻止できなかったのは、ナツメグを食べる
ハトが、種を近隣の島に運んでいくこと
でした。


1770年にはフランスの総督が
ナツメグの木をクローブの木と共に
盗ませて、当時は高価だったスパイスを
提供するその木を
モーリシャス島に植えました。


ヨーロッパの船乗りが南太平洋へと
船を進めるかなり前から、
隊商がナツメグを西南アジアへ広め、
さらにアラビアの医師たちによって、
ヨーロッパへと持ち込まれました。


豊富に収穫できるため、
19世紀には比較的安くて
庶民のスパイスになりました。


ヒルデガルトはナツメグを無条件で賞賛
しています。すりおろしたナツメグを、
特にうつ状態のときにはできるだけ
食べるように勧めています。


ナツメグのスープ
・ナツメグ 1/4
・コウリョウキョウ粉末 10g
・イリスの根の粉末 10g
・ヘラオオバコの粉末 10g
・お好みでハーブ塩 少々
・油 大さじ1杯
・玉ねぎ 小1個
・スペルト小麦粉 大さじ3杯
・チキンまたは野菜ブイヨン 1L


玉ねぎは皮をとり、みじん切りにして
油でキツネ色になるまで炒めます。
スペルト小麦粉を入れて混ぜ合わせ、
温めておいたブイヨンを入れます。


スパイス類を(ナツメグは前もって
すりおろしておく)加えて、
よくかき混ぜます。


ひと煮立ちしたら火を止めて、
そのまま20分ほどおいてふやかします。


ヒルデガルトはこのスープを、
毎日1~2回飲むように勧めています。
肺の病気にもナツメグがよいと
記されています。


献立にオート麦とグリーンピースを
多く取り入れましょう。


興奮しないように
は、医師が再三口にする心得ですが、
言うは易しで、なかなか難しいものです。
そんなときはリラックス法、
たとえばヨガ、瞑想、自律訓練法なども
役に立ちます。


次回は血行障害に効くハーブについて
ご紹介します。


ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
さおりんでした。

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この記事は
LGBTQのジェンダー種族や
ADHD・HSPなどの繊細敏感種族
いわゆる繊細感覚派の方々向けに
セルフメンテナンスする生き方の
ために「ヒルデガルトのハーブ療法」
から一部引用して紹介したものです。
ぜひ手に取って
読んでみてくださいね。

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