さとし

旅行の計画を立てて、すぐに帳消ししてしまう。

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旅行の計画を立てて、すぐに帳消ししてしまう。

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子は親のかすがい

あなたがいるから離婚できない 早く自由になりたいと泣いた。 私の母親だなと思った。結局吐いてしまう。 言われてしまったら忘れることは出来ない。 自分のおかげだと思っていた。よく周りを見て、空気を読んで立ち回れる自分がいるから、こんなに仲の良い家族が成り立っている。子供心に役割を宿した。大切な成長過程だった。 そんなことはなかった。皆んな私のために演出していた。作られた幸せだった。 と、幼少に微傷を負ったわけだが、時を経て、やっぱりウチは仲が良い。 円満な夫婦に必要なのは

    • 裏垢女子再開

      女みたいに喘ぐ男を相手にしたら割と良かったという話を父親にした。 主治医なので仕方ない。 母親は月経周期完全把握なので1日でも遅れると妊娠検査薬を買ってくる。もう1年以上やってないというのに… 酒場の成り行きは演技じみたものがあって嫌い、お酒もそんな飲めないし。 掲示板もアプリも合わないんで、Twitterを動かしました。 期待に応えられる人間になろうする性質がある。小さい頃からずっと。可愛いものが好きな娘が好きな母親に応えたくて量産型一歩前みたいな服装をしてきた。本当に好

      • 感情と感覚

        わざわざ暑いこところでゴロゴロしていて、熱中症らしき症状に陥った。 クリームたっぷりの味のしないケーキに、七味をかけて満足していた。 ぬいぐるみを八つ裂きにされた。大切な大切な、恋人のような(私に恋人ができたなら同等の扱いをするであろう)ぬいぐるみ。身体中が痛んだ。 感覚と感情の分別が下手なのかもしれない。感情に乏しくなった時、感覚に頼ってしまう。よくあることだと思う。喜怒哀楽を抑えたり失ったりすると、近くて分かりやすい感覚を感情のサブとして乱用する。痛いのとか、気持ちい

        • 大学に行けない

          あと1コマ休んだら落単です。 吐いちゃって震えちゃって行けん。 なんかでも吐いてる自分好きなんだよね。苦しそう。吐血時はもっと好き。文豪だもんねー。 早めに分解される栄養素だけ取り込まれるから太ってるんだと思ってる。吐いても吐いても食べるし。 過食じゃないよ。 震えとる自分は好きくないねーなんかローター生活系AVみたいになるんだよね笑 それっぽい目で見られてるなーと思うことある。最悪。 この前バイト中になっておわた。涙が出たから良かったけど。 あれはパニ障への冒涜だよ。別に高

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        子は親のかすがい

          練炭OD

          母親からのLINE晒そうとしてやめた。やっぱ人間的によくないよね。 具体的にはすぐ「警察に通報する」って言うやつとか、「続きを読む」に切り替わるほどの長文を5連続で送ってくるやつとか。(ほぼ毎日) けっこうきついっす。愛されてるんだなーって思うけど、素直に喜べないや。 未遂してからというもの周りは変わってしまった。死にたい人間はそんなに異質か。 なるべく迷惑かけないようにしただけマシだったんじゃないか。許されていいだろもう。甘すぎて後遺症すら残らなかったしさ。大丈夫、

          Placebo

          Sky二次創作がしたい。 二次創作ってのはファンタジーが書けなくなった人のリハビリテーションに最適だと思うから。 初めて絵本を作ったのが3歳とかで、道路に排泄し続けるおじさんのお話だった。3年生で はやみねかおる に出会って本が読めるようになって、重松清に辿り着いて傾倒した。でも「流星ワゴン」で当時の私にはショッキングな描写に触れてしまって、しばらくして小説が読めなくなった。他の作家にハマろうと手を伸べたのもまた軽く性描写があって絶望した。もうちょっと大人になったらこれは当た

          runch

          屋上はない。N号館の4、5階踊り場にあるステンドグラス、彼女が唯一惹かれているもの。 私たちは昼食を摂らなかった。楽器の維持にはお金がかかった。 学食は高かった。貯めればそれなりの金額になった。さすが都内一等地に広大なグラウンドを備える進学校。 いつものように清掃に励んでいた。時間を持て余さないように、汚いものを見て空腹感を紛らわすように。 頑張ったら何にでもなれるって。空も飛べるんやろか。 飛べるんじゃない? いつもより元気な彼女が幼く尋ねる意図が掴めなかった。私は

          共学化反対

          女子校に通っていてよかった。 性差を感じることがなかったからである。 研究活動なんかは特に、女子だけで行った方が自由に活動できた。力仕事は男に、とはならない。開かない蓋も自分たちで工夫すればどうにかなるものであったし、そうやって学べることも多かった。 昨今謳われている、平等な機会のための共学化とは、一体何を根拠にしているのだろう。 男女比を対等にしたあまり男女の学力の差がひどく、お互いに高め合うどころかフラストレーションが溜まり、結局クラスを分けるとか、ちらほら聞かされてき

          共学化反対

          とある性自傷について

          母からさらりと告げられた。へぇ、と思った。だけだった。 ところが話は続いた。容姿、性格の特徴など。知りたいわけがなかった。興味のないように本をめくりながら、心の中では必死に耳を塞いでいた。知らなかった。知らされていなかった。隠されていたのか、隠してくれていたのか。どちらにせよ、もう終わってしまった。 幼馴染に恋人がいるらしい。年中さんのときに転園してきて、その日のうちに事故が起きた。2人とも前を向いておらず、出会い頭に額をぶつけて謝りあった。深刻な謝罪だったのに、状況に思わ

          とある性自傷について

          ゆきさん

          星になったゆきさんみたいになっちゃったけど。彼女は東京のどこかで今日も生きていて、六日前からコロナで苦しめられている。ガチャガチャの祭典に行きたかったとかなんだと嘆いて、ゲームの最新情報を教えてくれる。彼女の苦しみに、昔ほど寄り添えなくなった気がした。私の熱は下がってしまったというのか、落ち着いたと肯定するべきか。 絶え間なく降り注ぐ冷たい雨の中、私たちは偶然居合わせた。いや、ゲージギリギリで歩き続ける初心者の姿に、中級者なりかけの私はストーキングせざるを得なかったのだ。灯

          ゆきさん

          卒業

          六年間居た学校を卒業した。なじみの校舎、教職員とはお別れである。この中高に進学したことは後悔しているが、学校生活の中で巡り会った人々には語りきれない感激がある。何の縁か知らないが、負の要素を相殺してくれるような、悪くいえば負のために用意されていたかのような出会いばかりであった。 中学入学式が終わり自教室で担任の自己紹介などを聞いて、一区切りついたところで休み時間となった。静まりかえるかと思いきやざわざわとおしゃべりが始まった。一般の試験に合格した上英語のテストで振り分けられ

          はつかきこ

          良い寿司を食べてきた。大変美味しかった。家族の内3人で行った。父は兄を訪れる時にまた同じ店に連れて行くと言った。全国的なチェーン店である。腹も会計も膨れ上がったが、両親は祝いだと言って笑い飛ばした。 もうすぐ大学生になる。空恐ろしいような希望に弾むような心地で、明日はノートパソコンを買いに行く。最大3つの塾を掛け持ちしては晩秋に全て辞めた。体と心をそれぞれ壊した。精神については前々から機能不全であったし、勉学以外の要因が大きいのだが、とにかく何も手につかないまま気付けば夢打

          はつかきこ