「ちょっとだけ」勇気を出して人と関わると、おもしろくなる
いつもより、人と関わるときに「ちょっとだけ」勇気を出すこと。
これが少しずつ人生をおもしろいものに変えていく方法ではないかと思う。意識的に取り組んでいることだ。
すてきな方、おもしろい方のSNSにコメントやスキなどの反応してみること。
「おもしろそう」「気になる」と思った場所には素直に飛び込み、時間やお金を使って参加すること。
仕事の事務連絡も、人によって伝え方を変えて「ありがとう」「助かりました」と感謝の気持ちを意識的に伝えてみること。
人に会う前は、その人の直近のSNSをチェックして、現在の活動や興味関心を知ろうとすること。
感動したことや興味があることは、そのことを自分から伝えてみること。
小さな積み重ねの行動が、長期的な関係につながっていく。
……といっても、私はすぐにできたわけではない。むしろ、行動は遅いしできなかったほうだ。
人が怖かった私は、自分で仕事をするようになってから、ようやく最近「人と関わるのが楽しい」と感じるようになった。
「いじめ」「無視」「陰口」などの経験があると、人は人を信じ切るまでに時間がかかるようになってしまう。よくあることなんだけど、やっぱりしんどいし、受けるダメージは人によって異なる。
孤独も感じるけれど、それ以上に受けるであろうダメージの方が怖い。そんな人も今は多いのかもしれない。上辺やネット上の軽いやり取りだけ。それでもいいだろうけど、本当はちょっと寂しい、みたいな。
学生のとき、なぜ、友達が数秒前まで笑顔で話していた人の悪口を本人がいなくなった途端に言えるのかがわからなかった。
なぜ、同じグループの人といつも一緒にいなきゃいけないのかわからなかった。
共感できないから共感しないだけなのに、次の日に仲間はずれにされていた。
じゃあ自分から「変な人」になろう。もういいや、あなたの言う「変な人」で。いろいろ面倒だから……と自分から人と深い関わりを避けるようになったのだ。
大人になった今もだけど、人付き合いはとっても不器用だ。もうちょっと器用にうまくやればいいのかもしれないけど、自分に嘘をつくのは嫌である。
でも、生きていくには何かしら人とは関わらないといけない。そんな悩みを抱えている人は、私だけではないのかもしれない。
だからこそ「人を観察する」「時間をかける」、そして「ちょっとだけ」勇気を出すを意識するようになった。
別にすぐに打ち解けて仲良くなろうとしなくていい。むしろ、じっくり時間をかけて関わるほうが、自分のことがよく伝わりやすいし、相手のことも理解しやすい。
その人が本当に言いたいこと、伝えたいことは何なのか?
「行動」「言葉」だけでなく、その言動の裏にあることをイメージするようにして、なるべく寄り添う姿勢を意識していた。私の場合、対応スピードは遅いけれど丁寧さ熟考は負けない。
人は、結局自分のことを理解してくれる人が好きなのだ。
そして、どんな人もすてきで良き部分がある。
そんなことを意識して、人は怖いけど「ちょっとだけ」勇気を出して関わることを地道にやってみた。
仕事のテキストのやり取り、コミュニティやリアルイベントの参加、やったことのない仕事のオファーを受けてみる、イベントやセミナーの開催をする、などの場面で。
意外とスムーズにいくことが増えたし、温かい言葉をいただくことも増えた。自分をがんばってアピールしなくても、一生懸命やっていると、わかってくれている人も増えていった。
もちろん、失敗したりうまくいかないことも起こるし大変なこともあるけれど、回数を重ねればカバーできる。
なぜか「信頼できるから」「仕事がしやすい」などと、仕事も増えていった。
ちょっとだけ意識してみたり、自分のスタンスを明確にしたりすると、自分も人もラクになる。プライベートでも、仕事でも重要なのかもしれない。
3年前も、こんな記事を書いていた。
今もあまり変わらないな。人って大切にしていることは数年経っても変わらないのかもしれない。
これからも、どのような人に出会えるか楽しみだ。
今日も「ちょっとだけ」勇気を出して、人と関わり発信を続けていこう。小さなちいさな積み重ねだ。
最後までお読みいただき嬉しいです♪ありがとうございます!これからも心を込めて執筆していきます。