彼女が私に教えてくれたこと

他のnoteにはちょこちょこ出てきているんですが、私には年下の恋人がいます。彼女は私にはもったいないくらいの素敵な女性です。
彼女と出会って毎日が温かく、ハリのあるものになりました。

そんな私達、先日に半年記念日を迎えました。記念日当日は自粛期間中で会えなかったので二人でこっそり電話でお祝いをしました😊

私が彼女の大きな愛に包まれて半年の中で変わったことがいくつかあります。この気持ちを忘れないように書き留めようと思います。

１、知識を持つことは大きな武器であること

私の彼女はよく、本を読んだり、新聞を読んだりしています。
「好きな分野だから読みやすいんだよ」と彼女は言うけれど、文章や漢字、歴史などに強いところを見ていると、かっこいいなと思います。
元々オタク気質があるので、好きなものや興味があるものには強いのだと思いますが、会話の中でパッと豆知識とか出てくるとやっぱりかっこいいです。あとは基本何でもできる、、。彼女の情報収集能力、検索能力は長けているとよく感じます。賢さは完全に負けてるな・・・。(笑)不器用だけど。

２、相手のことを悪く言わないこと

彼女はレズビアン（以下、ビアン）です。自身がセクシャルマイノリティーという立場にいるのにもかかわらず、とても客観的に物事をとらえることができます。当事者だからこそ当事者意識が強く、盲目になってしまう人を結構見てきましたが、彼女はまあるい世界を望んでいる感じが好きです。

LGBTの記事とかコラムとかを読んでも、こういう書き方や言い方は好きじゃないって言ったり、マイノリティに対して理解できない人の気持ちも汲み取っているところが素敵。感覚がまあるい。
いずれ、結婚出来たらいいなぁ～とか話すことは確かにあります。けれど、今の日本では結婚できないという現状を受け止めた上で心とか物理的にも豊かさを得ようと模索しているところが大好きです。

３、素直さ（認めること）が自分を強くすること

彼女は潔い。(笑)
自分がビアンであること・オタクであること・親しくない人の前では自分を作ってしまうところ・すぐに泣いちゃうところ・好きな人は自分のことを好きになってくれること（らしい）(笑)などなど本当に気持ちがいい。
彼女の恋愛遍歴は本当に険しいもので、（聞いている方は面白いけど。笑)
なかなかの苦労があったと思うけれど、その経験があったから今の私があるのって堂々と言いきれるところがいいなあ。過去を悪にはしない。乗り越えてきた女は逞しくて美しい。彼女も私も完全にセクシャリティにオープンなわけではないけれど、事実を温かく受け止めてくれて応援してくれるお友達がたくさんいます。そんな友達とご飯に行った後は、この子と出会えてよかった～と心から話していてほっこりする。素直に弱いし、素直に強い。

４、理解しようとすること分かろうとしてくれること

私と彼女の性格・趣味などはまさにベン図。
重なるところは少しあるけれどほとんどは真反対を生きている。
まったく反対の生き方をしているからこそのズレみたいのはたまに生じるけれど彼女はそのズレを嫌うことはなく、自分なりに解釈しようとしてくれる。食わず嫌いは絶対にしない。（その分、解釈の材料が揃うまではピラニアみたいに離してくれないんだけどね。笑)
思考面だけではなく、趣味もそう。私は旅行が大好きで、付き合って二か月で海外旅行に連行した。(笑)彼女の好きな漫画やアニメを知ることが増えた。（漫画喫茶や池袋のアニメショップにも連れってもらった！）
私は今まで「人間同士分かり合えないことがあっても仕方がない」んだと思っていたんだけど、まずは、歩み寄るって見ることがどんなに大切か。彼女が教えてくれました。

最後に

ここ数年になって、一気にセクシャルマイノリティとかLGBTとか言葉が広がって、少しずつですが生きやすい世の中になってきました。
正直、生きやすいの定義が何なのかマイノリティ側の私でさえわからないところもあります。

けれど、ここまで私を愛してくれて理解してくれる人と一緒にいたいと思うのはストレートでもレズビアンでもゲイでもどんなセクシャリティであっても思うことなんじゃないでしょうか。

私が彼女に教えられたことって特別なことではないんです。
（彼女といたから学べたという意味では私にとっては特別ですが）
男女カップルでも十分あることでしょう。私達もただのカップルなんです。

私自身がマイノリティでありながらも大々的にオープンにしているわけではないし、これといって大きな活動をしているわけではないんですが、、、。私のこの細々と書く文章が誰かの目に止まり、あぁこんな恋愛もいいなぁって思っていただけたら嬉しいです。

追記：5/19　彼女シリーズできました。