生きてるうちにやりたいことやるよ

一昨日、学校から帰ってきた娘のコリスが、ランドセルからチラシを取り出した。

「ママ、これ行きたいんだけど」

ゴールデンウィークに近所の公園で開催される、イベントのお知らせだった。チラシの内容を読むと、確かに面白そう。

「よし、行こう」

その場でスマホで前売り券を購入し、そのことをコリスに伝えた。

「ママ、ありがとう。わたし、生きてるうちにやりたいことやるんだ」

コリスの言葉に驚いた。

「え？なんかあった？まだコリスは7歳だよ、死なないでしょ？」

コリスに声をかけながら、同時に自分が発している言葉について考えていた。そして、すぐに訂正した。

「いや、産まれてくるとき死ぬかもしれなかったもんね。いつ死ぬかもわからないもんね。その考え、いいと思う」

コリスは満足気な顔をして、「そう思ったから」と答えた。

驚いたのは、私がいつも思っていることをコリスが口にしたからだ。コリスに直接伝えたことはあっただろうか。

死ぬか生きるかの狭間で産まれてきた日のことを覚えているのだろうか。

コリスは７年ちょっとの日々を生きながら、この生命が永遠のものではないことを知っている。

やりたいことを我慢せずにやる、が板についてきた最近の自分に嬉しくなった。コリスも生きてるうちにやりたいことをやるといっている。
言葉じゃなくて生き様を感じてもらえるよう生きたいな。

潔く生きていく。