14年間7000人以上の方と面談してきた私が「キャリアアドバイザーあるある」を考えていたら、「自分という生き物あるある」にたどり着いた話 ♯業界あるある

転職エージェントでキャリアアドバイザーとして7000人以上の方と面談してきました。飽きることなく14年、たくさんの方とお話しできたことは私の財産です。今後の人生を考える期間として、お休みをいただいている間に、仕事について様々な切口で考えています。

み・カミーノさんの翻訳者ならではの業界あるあるがとっても面白かったので、私もキャリアアドバイザーの仕事についてあるあるを考えてみました。

※個人観点でのキャリアアドバイザーあるあるになっていま〜す。

▪️キャリアアドバイザーあるある


仕事の話しにアンテナ立てまくる。

初対面の方との会話で仕事の話しになると、どういう流れで今の仕事に就いたのか、どんな仕事をされているのか、その遣り甲斐や大変なことなど、仕事についてドンドン話しを聞きたくなってしまう。お互いの関係性ができてない中でやると嫌がられるので、その衝動を抑えるように意識している。


頼まれてもいないのに、不安・不満の原因、解決策を探りたくなる。

友人や知人から仕事の愚痴や不満を聞くと、その気持ちや状況の背景を聞いてしまう。なぜ今そのような気持ちになっているのか、なぜそんな状況が発生してしまっているのか。それは今の仕事ではどうにも解決できないものなのか。これも、突っ込み過ぎると嫌がられるので相手の様子を見ながら会話するように意識している。


会社のことが気になる。

会社について情報収集してしまう。求人見たことあるな、この会社の人と面談したことあるな、、と。看板やCM、カフェや喫茶店で一息つく人の社名入りの紙袋、駐車中の社名入りの車、知らない社名を見つける度に、何をやっている会社なのか調べてしまう。


キャリアアドバイザー同士で会話し、内省しまくる

キャリアアドバイザーとして働いている同僚と、定期的に朝会をやっている。喫茶店で珈琲を飲みながら近況報告をし合う。

お互いに家族や仕事の話しをする中で、「へぇ〜、そ〜なんだ」で話が終わることはない。たっぷりと共感、受け止めをしてくれた上で、その気持ちの背景について深掘りがはじまる。喫茶店が、まるで面談ブースかのように見えてくる。

話し手にとって、ハッとするような質問をもらうとき、「今のイイ質問だったね〜」と皆んなが笑顔になる。その質問により、なんとなく心にボンヤリと思っていたことが自分の言葉として、外に出てくる。言語化だ。この言語化により、自分の本心や大事にしていることに気付くことができる。

キャリアアドバイザー仲間が集えば、普段の会話をしていても、そこでは面談さながらの深掘り、言語化、内省のドラマが繰り広げられている。みんなに共通して感じること、それは、目の前の人の幸せを願っていることだ。目の前の人の幸せが何かは、本人にしかわからない。だから聞く。

本人の深いところの気持ちや状況を聞いて、言語化を促し、最後は本人が答えを出す。


みなさんの業界あるあるありますか?

先日、10年前に転職サポートを担当させていただいた方で、大手飲食チェーンに入社した方にお話しを伺う機会があった。

「どこでも行けます! どこでも行きます!」

と言ってくれる人が入社後一番活躍するという「業界あるある」があると教えてくれた。現場で、人材採用を行う中でも感じられたそうだが、ご自身も早くに「業界あるある」を察知し、入社時から「どこでも行きます!何でもやります!」と社内でアピールしまくっていたそうだ。もちろん実力が伴ってこそのことだが、数店で店長を経験した後、海外新店立ち上げ担当に抜擢された。香港、タイ、ニューヨークと海外での経験を積めたことが自信にもなったそうだ。

「業界あるある」って、深い。

「どこでも行きます!何でもやります!」コレは無理って人もいるはずだ。固定勤務地で、仕事内容も選びたい人の方が多く感じる。

今居る環境の「業界あるある」を楽しめるかどうかが、心地好く働いていけるかどうかな気がした。


わたしにとってキャリアアドバイザーとは

キャリアアドバイザーとは、いや、私は、仕事を離れていても、誰と話していても、ついつい、目の前の人に興味を持ち、いろいろ聞きたくなってしまう生き物なのだ。

会社を休んでいても、キャリアアドバイザーは休めていないのだと気づいた。

わたしにとってキャリアアドバイザーとは。

つづく。





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