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【638球目】負けたら終わり

先日のnoteにも書いたのですが、今日10月19日は1988年に近鉄VSロッテの優勝をかけた戦いがあった日です。当時のプロ野球は130試合。
クライマックスシリーズは当然ありません。128試合やってきて、2つ勝てば優勝。それ以外だと2位。痺れる状況ですよね。夏の高校野球、甲子園でも負けたら終わり、そんな緊張感だからこそ見ている人を感動させるものがあるのかもしれません。今日はそんなお話です。



夏の高校野球

夏の高校野球、全国で予選大会が行われます。
負けたら3年生はその試合が最後。高校の硬式野球部の部員数は12万8,357人ですので、その数+周りの家族や関係者の人数も含めて負けたら最後という緊張感があります。負けたらそこで全てが終わる感覚があったことをよく覚えています。大学でも同様です。

今振り返るとそこからまた新しいスタートが切られるのですが、そこまで意識が追い付いていませんでしたね。だからこそ必死のプレーも出てくるのでしょう。応援する方も必死になる。春の甲子園と夏の甲子園の決定的な違いは負けたら最後という緊張感だと思います。


仕事においては

会社からお金をもらっている=プロとして仕事をしている訳です。
プロ野球選手がシーズン中に試合を行っているのと同じだと考えています。

仕事においては、毎日が公式戦です。年間240日の稼働日がありますので240試合ある感じですね。240試合もあると、全てに勝てるとはいきません。全てに勝つつもりでも負ける日も出てきます。

夏の甲子園と違うのは、例え負けても明日また試合があることです。今日、負けてしまったら=仕事で上手く行かなかったら、その理由を探して明日同じ負けをしなければ良い訳です。

不思議な勝ちをすることもあるでしょう。
不思議な負けをすることはありません。

負けから学ぶことが多いとスポーツでもありますが、仕事でも同様です。
勝ちには再現性がありません。そこに、運やタイミングといった要素も含んで来ます。ただ、負けには再現性があります。この理由で負けた、この理由で上手くいかなかった、必ず理由があります。そして、良い結果の時は選手が頑張ってくれた、そんな評価ですし、悪い結果の時は指揮官=監督=会社なら社長の責任になります。


数字が悪い時

数字だけの会社で働いていた新卒の3年間。
どれだけ自分の数字が悪くても平均は出せていました。
ただ、1回だけ、1ヶ月だけ全く数字が出ない月がありました。

ひたすら考えましたね。
何が悪いのか。
色んな試行錯誤をしました。
でも、よくならない。

最終的なその時の気持ちは、割り切りです。そんな時もある。ただ、自分のやるべきこと、やると決めていたことは愚直に行って行きました。結果、その1ヶ月は全く数字が出ませんでしたが、翌月からは通常に戻りました。
24才の時です。今ほど考える力はありませんでしたから、何が悪かったのか明確になりませんでしたが、それでもやるべきことはやり続けました。
試行錯誤も続けていきました。

変える力

何かがおかしいと感じた時に、変える力。変える思考がまず最初に来ます。
今が悪いのであれば、変える。元に戻すのはいつでもできます。結果が悪いのであれば、何かが間違っている、不足している訳ですから、変える勇気と思考を持ちます。悪い時の方が変えやすくもあります。

それをやり続けていくと、結果も変わって来ます。思考と行動からしか結果は生まれてきません。そこの思考と行動を正しく行う。いつも自分に言い聞かせています。

全ての責任

雨が降っても自分の責任、経営者であればそう考えるべき。
松下幸之助さんは言いました。

その感覚は良く分かります。役員が退任する時、社員が辞める時、数字が悪くなる時、社内のリレーションが取れていない時、全ては自分の責任であるという考え方でいます。そう思うから、そこから思考と行動が出てきます。
全ては自分の責任と思うからこそ、どうすれば良くなるのかを本気で考えることが出来ます。

そう思える人の数で組織の強さは決まってくるのでしょう。
強くて優しい会社を創っていきます。

本日もありがとうございました。
明日もよろしくお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!