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【19球目】Kawasaki

Kawasakiって書くとバイクのイメージがとても強くなります。
今日はKawasaki、川崎重工について書いてみます。

HONDA

Kawasakiって書いているのに、ここから書いていきます。
大学生のころに本田宗一郎さんの本を読みました。
そしてそこから、本田宗一郎さんと二人三脚で本田技研を作った藤沢武夫さんの本に夢中になりました。

一番好きな所は、引退するとき、

本田技研の副社長だった藤沢武夫さんが、後進も育ってきたので引退を決意し、秘書を通じて社長の本田宗一郎さんに引退の旨を伝えます。

すると本田宗一郎さんは

藤沢が辞めるなら、俺も辞めるわ。

と言って、一緒に引退されるんです。
これを18才の時に読みました。

まあまあだな。楽しかったな。

そんな会話をする二人。
幸せだろうなと思うのと、
こう言って引退したいな、こんな仲間が欲しいな
色々と思いました。

ちなみに、私は18才の時に初めて車を買うのですが、最初の車が

ホンダ・インテグラ

23才の時に買った2台目の車が

ホンダ・インテグラタイプR

です。
インテRは96SPECでしたので、タイヤは15インチ。
電動のドアミラーもなく、セミバケシートの楽しい車です。
当時、エンジンをラインオフしてシリンダーヘッドのポート研磨を手作業で行っている記事に興奮したことを覚えています。

そんなインテRは、名古屋で盗難にあいました。
悲しい出来事でした。

一言で言うとホンダが好きだったんですね。
まあまあのホンダ好きでした。

Kawasaki

そんなホンダ好きな人間が、三陽工業に入社します。

入社当時は、川崎重工の売上比率が全体の90%程度ありましたから、必然的にKawasakiに囲まれての生活です。

三陽工業にとって、川崎重工は大切なお客様です。

ただ、大切なお客様という表現では言い表せないことがありますので、詳細を書いていきます。

三陽工業には研磨部門があります。
Kawasakiのバイク部品を研磨することから始まったこの部門。

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今では、ガスタービンのブレードや撹拌機等の設備関連の研磨等、多岐に渡って研磨させていただいています。

大切にしているやかんを研磨して欲しいという、個人様からの依頼もありました。そんな研磨部門において、その品質という部分においてはKawasakiのオートバイ部品以上の品質を求められることはありません。

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もちろん、研磨するモノが違うと、それぞれの難しさはまた違ってくるのですが、ただ、Kawasakiに鍛えられた三陽工業の品質は外に出ていって初めて高いものなんだと理解することができました。

非常にありがたい話です。
同様に、派遣事業においても同じことが言えます。

当社の最大の強みである生産推進グループ。

この考え方の源流には、川崎重工明石工場での経験があります。

とても外部の業者を大切にしてくれて、こちらの意見も聞き入れて頂けて文字通り協力会社という位置づけで、長年お付き合いをさせて頂いています。

どういう経験がその源流になったかはここでは割愛させて頂きますが、その経験があったからこそ、今の三陽工業の生産推進グループがあります。

明石で30年間培ったもの。
それを県外に持っていって事業規模を拡大している。
それが、今の三陽工業の姿です。

KRP(Kawasaki Repayment Project)

かわさき恩返しプロジェクトです。

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今まで書いた通り、多くのことをKawasakiから学ばせて頂きました。

その恩返しがしたいと、2016年から始まったプロジェクトです。

今はレース活動のスポンサーをしていますが、どこかで形が変わるかもしれません。

KRP=レース活動と認識されている方もいらっしゃいますが、そうではなく、あくまでもKRPの活動の1つがレース活動なのであって、違う形になる可能性もあります。

ただ、ブレない想いは

Kawasakiに恩返しすること。

この1点はブレません。

兵庫県明石市で生まれて、Kawasakiで色んなことを学び育てて頂いたこの三陽工業が、今や東は埼玉(もうすぐ栃木も出来ます)西は佐賀という広範囲のエリアにおいてビジネスをしている。

まだまだ発展途上ではありますが、これからもっともっと三陽工業は強くなって、様々な方面で恩返しできるように力をつけていきます。

川崎重工明石工場。
三陽工業の旧本社からは徒歩1分。
三陽工業の現本社からは車で10分弱。

今までも、そしてこれからも、
大切なお客様としてお付き合いさせて頂きます。

2021年1月に、HONDAともお付き合いが始まりました。

どのお客様に対しても三陽工業の価値を提供できるように、今日も頑張っていきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!