【69球目】学歴は本当に必要か
大学時代の野球部の友人で、マジシャンをやっている人がいます。
そのマジシャンが「学歴は本当に必要か」、こんなお題でnoteを書いていたので、私も書いてみたいと思います。
結論
結論から行きます。
学歴は必要ではない。ただし、1つの物差しにはなる。
例えば、簿記1級持っています。
これと一緒だと思います。
簿記1級を持っていれば税務や会計の知識、会社方や連結財務諸表のこともある程度は理解しているという物差しです。
ただそれだけ。
今までの採用で学歴を気にしたことはありません。
三陽工業では、中卒から旧帝大まで色んな人が働いてくれています。
簿記1級持っているから、経理のプロで経理の責任者が出来るかというと、それは違います。他の能力も必要です。
偏差値の高い大学を出ているから仕事ができるかというと、これもまた違いますよね。他の能力も必要です。
ただの1つの物差しです。
学歴コンプレックス?
先代は高卒でした。
先代から指示された2つのことがあります。
①大学に行くこと
②新卒では三陽工業には入社をさせない
この2つです。
大学に行くことについては自身が行っていないから、その景色を見ていないから見ていた方がいい、そんな想いであったと理解しています。
高学歴の人は、高校時代に頑張った証として自分の自信にすればいいと思います。でも、それと仕事ができるかどうかは別問題ですよね。
1つの競技
学生時代に野球を頑張りました、サッカーを頑張りました、剣道を、柔道を…。それと一緒で「学生時代に勉強を頑張りました」。これは有りだと思います。そういう意味では、1つの競技と認識してもいいかもしれません。
スポーツを通じて学んだことはたくさんあります。
勉強から学んだこともたくさんあります。
よく、義務教育の勉強や高校の勉強は社会に役に立たないと言いますが、そんなこともないですよね。
私の場合は野球という競技を通じて、個の力量を上げることがチームの力になる、その上で1+1=2以上になるもの、それがチームワークであり、それを持ってすれば、チーム力が上のチームにも勝つことができることを学びました。
勉強を通じて最初に学んだこと。
学んだことというより感じたことですが、成功体験です。
中学校2年生の時、人の真似をしてやった勉強方法が正しかった。
急にテストの点数が1教科だけ上がりました。
それを全ての教科でやると、全て上がっていった。
一度上がると落としたくない。
そんな想いで急に覚醒したものを、自分の習慣として定着するまで繰り返していきました。
高校では一度また落ちていきましが、やり方は分かっていた為、その気になってからは、それなりの成果が出たと思います。
学歴を1つの物差しだと言いましたが、記憶をする力、インプットをする力の物差しにはなり得ると思います。ただし、それ以上でも以下でもなくあくまでも1つの物差しだと考えています。
スタートかゴールかの違い
東京大学という学力が必要な大学があります。
ここに入るためには当然ですが努力が必要です。
しかしながら東京大学に入ることがゴールになってしまうと、そこからは何も生まれません。
昔の日本は良い大学に入って大きな会社に入れば一生安泰でした。
そんな時代が続いたのは、多く見積もっても高度経済成長期からバブル崩壊までの40年ほどです。スペシャルな時代ですね。
今は大企業といえど、何をするか、どんな成果を残したかが問われます。
中小企業やベンチャーならなおさらです。
企業の当たり前の形です。
会社にぶら下がって一部の人が養ってくれることはもうあり得ません。
こんなno normalな時代ですから、過去より現在と未来が大切です。
昨日の自分に勝てるように行動していきます。
最後に、冒頭に話したマジシャン、旧帝大の博士号を取って大手企業を経てマジシャンになっています。そんな人生も素晴らしいですよね。
本日もありがとうございました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!